F1第18戦ブラジルGPのフリー走行1回目が行われ、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがトップとなったが、セッション終盤にクラッシュし、赤旗終了の原因となってしまった。
インテルラゴス・サーキットはあいにくの雨模様。水量もかなり多く、ところどころ路面に水が浮いているような状況でセッション開始時刻を迎えた。
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まずはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がウエットタイヤでコースイン。シャルル・ルクレールも同様にウエットタイヤを装着してピットを離れ、インスタレーションラップを実施した。
ベッテルはピットレーンをスルーし、ピットロード出口でスタート練習を実施したものの、タイム計測はせず。続いてアルファロメオの2台もコースインし、キミ・ライコネンがベッテルと同様にスタート練習をしたが、積極的に周回はしなかった。
セッション開始から15分を過ぎると、雨が小降りになってきたことから徐々にコースに出ていくマシンが増えていった。しかし、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がピットロードでマシンをスライドさせる場面も見られた。
そんな中、マクラーレンのカルロス・サインツJr.はただひとりタイムを出し、1分22秒149を記録した。ただ、リヤウイング支柱に取り付けていたデータ収集用のピトー管(気流の速度計測器)が外れかけてしまい、ピットに戻った。
しばらくコース上を走るマシンがいない時間帯が続いたが、セッション開始から35分のところでウエットタイヤを装着したルクレールが1分21秒971を記録。翌周にはさらにタイムを更新し、1分21秒259でトップとなった。
すると、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がインターミディエイトタイヤでコースイン。この2台はすぐにピットに戻ったが、ルクレールもインターミディエイトに履き替え、1分17秒285までタイムを縮めた。
これを皮切りに、徐々にインターミディエイトタイヤで走行するマシンが増えていった。
セッション残り時間37分というところで、ベッテルがトップタイムを塗り替え、1分17秒041を記録。その後はスロー走行でピットに戻った。
メルセデス勢はピットで様子を見る時間が長くなっていたが、路面にところどころドライパッチが見られるようになってくると、ボッタスがインターミディエイトタイヤでコースインし、セッション残り26分のところで1分16秒693をマークした。
セッション残り20分を切った段階でも、ハミルトンやレッドブルの2台を含む5台がタイム計測なしという状況だったが、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)がインターミディエイトタイヤでようやくコースイン。セクター1、セクター3で全体ベストを更新し1分16秒399で首位に立つと、1分16秒142までタイムを縮めた。
確実に路面が乾いていく中、セッション残り6分ほどになると、フェラーリやトロロッソ勢がソフトタイヤを投入する。
スリックタイヤでの走行を心待ちにしていたフェルスタッペンやハミルトンもコースインをするが、フェルスタッペンは2コーナーでスピンを喫してしまう。幸いマシンにダメージを負うことはなく、コースに戻った。
一方、アルボンは無事では済まなかった。ソフトタイヤでコースインしていたが、コースオフを喫すると濡れた芝生の上で全く止まりきれず、そのままタイヤバリアにクラッシュしてしまったのだ。
このクラッシュによりセッションは赤旗終了。結局スリックタイヤで大きくタイムを上げたマシンはいなかった。
セッショントップはアルボンだったが、痛恨のクラッシュでほろ苦いFP1となった。2番手にはボッタスが続いたが、より路面が濡れていたタイミングでタイムを計測したフェラーリ勢が3、4番手につけた。
また、最終的にフェルスタッペンやハミルトン、ロマン・グロージャン(ハース)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)はタイム計測をせずにセッションを終えることになった。
予選・決勝がドライコンディションで行われる確率が高い予報となっているため、FP1では週末の勢力図が読めない結果となった。
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