今季限りでスーパーGTを離れることを発表したジェンソン・バトン (#1 RAYBRIG NSX-GT)は、2019スーパーGT第8戦が行われているツインリンクもてぎで、新しい挑戦をするために日本のレースから離れることを決断したと語った。
2009年のF1チャンピオンであるバトンは、17シーズンに及ぶF1キャリアを終了し、2018年からスーパーGTにフル参戦。山本尚貴とともにRAYBRIG NSX-GTをドライブし、参戦1年目でいきなりシリーズチャンピオンを獲得するという快挙を成し遂げた。
■ジェンソン・バトン、今季いっぱいでのスーパーGT離脱を正式表明
今シーズンはカーナンバー1をつけて連覇に臨んだが不運なアクシデントが続き、ランキングもやや低迷している状態。そんな中、最終戦もてぎを前に今季限りでスーパーGTを離脱することを自身のSNSで表明した。
シリーズ最終戦が開催されているツインリンクもてぎで、記者会見を行ったバトン。スーパーGTから離れるものの、レーシングドライバーを辞めるつもりはないことを明らかにした。
「人生は本当にいろんなチャレンジがあるからこそ楽しいと思っている。僕はF1の後にスーパーGTというレースに挑戦した」
「F1を辞めて、次に大きなチャレンジをしたいと考えて、その中で適切だと思ったのがスーパーGTだった。本当に最高の2年を過ごすことができた。新たな挑戦ということで色々勉強しなければいけないこともあった。GT500とGT300の混走であったり、チームメイトとともに戦うというレース。全てが新しい挑戦だった」
「その中でシリーズチャンピオンを獲得できたことは本当に意味のあることだった。レーシングドライバーとして次のフィールドにチャレンジを求めて頑張りたいと思っている。僕は39歳だけど、レーシングドライバーとして次のチャレンジに行きたいと考えると、今が適切なタイミングだと思っている」
「スーパーGTで何か不満があって辞めるのではなく、チャンスがあるうちに次のチャレンジをしたいと考えた」
そう語ったバトン。2年間ともに戦ったチームクニミツや高橋国光総監督、さらにチームメイトの山本尚貴に対し感謝の気持ちを伝えた。
「チームクニミツの歴史は長いが、本当に若いスタッフたちばかり。そんな彼らと一緒に頑張れたというのは嬉しいと思うし、昨年シリーズチャンピオンを獲得できたこともすごく嬉しく思った。非常に感動した瞬間だった」
「チームのボスである国さんは2輪でも4輪でもレジェンドだが、僕たちがチャンピオンを獲得した時の嬉しそうにしている表情が忘れられない」
「そしてチームメイトの尚貴にも感謝している。レースキャリアの中で初めてチームメイトに『頑張ってほしい!』と思った。すごく雰囲気が良い中での2年間だった。チームメイトとうまくやってこられたことがキーポイントだったと思う。これからも尚貴の活躍を期待している」
そしてバトンは、これまで応援してくれたファンに感謝のメッセージを残した。
「最後に、日本のファンの皆さんや関係者の皆さんに感謝したいと思う。僕は日本の文化や人々が大好きだし、日本のモータースポーツにずっと憧れていた部分があった。僕は1997年にカートで日本を走った時に、本当に素晴らしいフィールドだと思った。その日本でレースできて本当に嬉しかったし、この感謝の気持ちをこの場を借りて伝えたい。そしてこのチャンスを与えてくれたホンダに感謝したい」
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