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Moto3オーストラリア予選:難コンディションをラミレス制す。日本勢は鳥羽が5番手

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Moto3オーストラリア予選:難コンディションをラミレス制す。日本勢は鳥羽が5番手

 MotoGP第17戦オーストラリアGPのMoto3クラスの予選が行われ、マルコス・ラミレス(Leopard Racing)がポールポジションを獲得した。

 日本勢が多数参戦するMoto3クラス。予選Q1に出走するライダーの中には真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)、小椋藍(HondaTeamAsia)の3名が含まれている。Q2に直接駒を進めたのは鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)と鳥羽海渡(HondaTeamAsia)のふたりだ。

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 予選開始時のコンディションは、気温13度、路面温度18度。一部のポストでは雨を示すレッドクロス旗が振られている上に、風も強く吹いており、難しい状況だ。

 Q1が始まるとラウル・フェルナンデス(Gaviota Angel Nieto Team)を筆頭に各ライダーがコースイン。

 そのフェルナンデスがターン4で低速にもかかわらず転倒を喫すると、続けて小椋を始めとした多数のライダーが転倒。赤旗が掲出され残り11分でセッションは中断された。

 ワイルドカード参戦のヤニー・シャウ(Double Six Motor Sport)が、エンジンブローした状態で走行し、ターン4周辺でオイルを巻いてしまったことが転倒の原因のようだ。

 その後路面に撒かれたオイル清掃を行っている間に、雨が降り始めてしまった。これにより更に清掃に時間が必要となり、再開が遅れることとなった。

 各チームは慌ただしくレインタイヤに履き替えてセッティングを変えるなど対応に迫られていたが、セッション再開の時間が迫ると上空には晴れ間も広がってくるなど、コンディションは目まぐるしく移り変わった。

 そしてレッドブラッグが振られてから約30分。セッションが再開され、各ライダーがコースへと戻った。

 セッション再開後、まずトップタイムを記録したのはトム・ブース-アモス(CIP Green Power)。タイムは1分52秒774だ。

 残り5分頃に佐々木が1分52秒356をマークしてトップに浮上するが、ブース-アモスが1分50秒934と大きくタイムを更新したことで、トップの位置からはじき出された。

 ここから次々とタイムが更新され、フェルナンデス、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)といった面々がトップタイムを伺うが、ブース-アモスはそれを更に上回る1分48秒859を記録してトップの座を譲らない。

 残り1分、トニー・アルボリーノ(VNE Snipers)が1分47秒318でトップに浮上。しかしラストアタックに入ったライダーたちは各セクターを最速で回って来る。

 まずはブース-アモスが1分46秒242でトップを奪うが、ジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)、アルボリーノ、ジャウマ・マシア(Mugen Race)と次々にタイムを上回られてしまった。

 最終的にQ1トップタイムはオンジュ。以下アルボリーノ、マシア、ブース-アモスの4名がQ2に駒を進めた。日本勢は真崎が6番手、佐々木が10番手、小椋が11番手とQ2に進むことができなかった。

 続くQ2では雨が上がったこともあり、各ライダーはスリックタイヤを選択してコースへ繰り出した。ただ一部ポストではレッドクロス旗が振られており、コンディションには不安が残った。

 ドライタイヤで攻められるうちにと、急いでタイム出しに入るライダーたち。まずトップタイムをマークしたのはアルボリーノ。1分40秒624だ。アルベルト・アレナス(Gaviota Angel Nieto Team)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)といったライダーがそこに続いた。

 アタックはそこからも続き、アレナスが1分40秒348でトップを奪うと、マルコス・ラミレス(Leopard Racing)が2番手に割って入った。

 残り6分、アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)が1分39秒830を記録し、一気にトップへ浮上した。

 タイムの更新合戦は止まらず、ラミレス、アンドレア・ミーニョ(Mugen Race)がカネットを蹴落としていった。

 一方、アタックに入っていたニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)がターン1でクラッシュ。右手首を痛めたような仕草を見せた。

 残り1分、鳥羽が1分39秒493をマークして一気に3番手までジャンプアップを果たした。

 ラストアタックでもタイム更新は続いたが、ラミレスが1分38秒976でトップの座を固め、ポールポジションを獲得。カネットが2番手、アレナスが3番手となった。

 日本勢では鳥羽が5番手セカンドロウ、鈴木は12番手で予選を終えた。

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