マクラーレンのカルロス・サインツJr.とルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、シンガポールGPの1周目に接触。両者はこの事故でそれぞれダメージを負い、早々にピットインせざるを得なかった。サインツJr.はこのアクシデントの原因は、ヒュルケンベルグの楽観的な動きにあったと考えている。
サインツjr.は7番手、ヒュルケンベルグは8番手で最初のコーナーをクリアした。それぞれ、スターティンググリッドのポジションを維持した格好だ。
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しかしサインツJr.は、6番手を走っていたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)をオーバーテイクしようと狙っていた。
ターン5でサインツJr.は、アルボンにアウト側から仕掛けた。しかしその際、イン側のラインを通ったヒュルケンベルグと接触し、両者のマシンはダメージを負うことになった。サインツJr.はタイヤをパンクさせ、フロアにダメージを負った。ヒュルケンベルグも1周目の終わりにピットインし、タイヤを交換する必要があったのだ。
ヒュルケンベルグは結局9位までポジションを回復することに成功し、ポイントを手にした。一方サインツJr.は12位まで上がるのが精一杯だった。
サインツJr.は、ヒュルケンベルグがこの事件を起こしたと主張。もしこの件がなかったのだとしたら、ふたりのドライバーはより多くのポイントを手にすることになっただろうと語った。
「僕はアルボンをオーバーテイクすることを考えていた」
そうサインツJr.は語った。
「ニコは本当に、僕のレーダーには捉えられていなかったんだ」
「僕は本当に良いスタートを切った。アルボンはイン側を守っていたから、僕はアウト側を回ったんだ。その後、スペースを塞ごうと思った。それは僕がブレーキをかけなければいけなかったことを意味したんだけど、おそらくニコは、それをチャンスと見なしたんだ」
「それは楽観的すぎて、野心的な動きだった。レース後に彼は僕のところに来て、それについて謝罪したんだ。今日、僕らは7位と8位だったかもしれないから、とても残念だ。彼は今、それを後悔しているかもしれない」
ヒュルケンベルグも事故を振り返り、ターン5で縁石の内側を通って回避行動を取ろうとしたが、接触を避けることができなかったと説明した。
「僕は彼に攻撃を仕掛けていた。でも彼はターン5で外側のラインを取ろうとしていたから、僕は内側に行ったんだ。でもその後、彼はとてもアグレッシブにターンインしてきたから、スペースがなくなったんだ。僕はそれを回避しようとした」
「僕は縁石の内側に行ったんだけど、ホイールとホイールが接触するのを避けることができなかった。僕のタイヤはパンクし、彼もダメージを負ったんだ」
サインツJr.曰く、その接触により”簡単に”手に入れられるはずだった7位を手放してしまったと語った。その可能性は、チームメイトであるランド・ノリスが7位に入ったことで証明されたという。
「正直なところ、今週末のペースがあれば、簡単に7位になれていたはずだ」
「今日、それを手にするのはとても簡単だった。でも残念なことに、事故があったことで僕らはそのために戦うことすらできなかった」
「ニコは素晴らしいドライバーだし、すばらしい男だ。彼に怒りをぶつけるつもりはないよ。でも、最初の3つのコーナーを終えた後のポジションを考えれば、7位と8位を簡単に手にできていたはずだということを、僕らは共に分かっているんだ」
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