MotoGP第14戦アラゴンGPのMoto2クラス決勝がアラゴン・モーターランドで行われた。勝者はRed Bull KTM Ajoのブラッド・ビンダーとなった。
F1シンガポールGPのスタート時刻との兼ね合いでMotoGPクラスの後の開催となったMoto2クラス。そのグリッドはポールポジションにアレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)、2番手にポイントランキングでマルケスを追うアウグスト・フェルナンデス(FLEXBOX HP 40)、3番手はブラッド・ビンダーという並びだ。長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team )は17番グリッドから決勝レースに挑む。
■長島哲太が2020年のMoto2継続参戦を発表。ロウズはマルクVDSへ移籍
気温26℃、路面温度34℃のコンディションで、21周の決勝レーススタート時刻となった。
3番グリッドのビンダーが抜群のスタートを決め、ホールショットを奪取。ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)も2番手に浮上し、ポールスタートのマルケスは3番手にポジションを下げた。
1周目はまさかの展開。ターン9でいきなりフェルナンデスが転倒を喫してしまった。フェルナンデスはなんとかマシンを再始動したが、大きく離されてしまうこととなった。
先頭を行くビンダーはオープニングラップから飛ばし、ギャップを0.7秒まで一気に引き離した。
オープニングラップを終えてのオーダーはビンダー、マリーニ、マルケス、トーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)。ここまでの4名が先頭集団として若干抜け出した。
1周目から独走していくかと思われたビンダー。しかし3周目にはマリーニ以下の2番手集団に接近を許してしまい、ホルヘ・ナヴァッロ(HDR Heidrun Speed Up)も先頭集団に追いつき、全5台のパックとなった。
集団は接近するものの、なかなかチャージを掛けるライダーは現れず、クルージング状態で周回を消化。だが5周目、マルケスがマリーニに仕掛け、2番手に浮上。ビンダーを追う展開となった。
しかしマリーニはマルケスに負けじとチャージを仕掛け、ターン8,ターン10と連続で並びかけてくる。マルケスはそれをなんとかいなすも、先頭のビンダーとのギャップが広がってしまった。
2番手のマルケスはなかなかマリーニを振り切ることができない上に、8周目のターン1では再び反撃を仕掛けられてしまう。ここでマリーニは2番手にポジションを戻した。ただそうこうしている内に先頭のビンダーとの差は1秒以上となった。
マリーニ、マルケス、ナヴァッロの2番手集団は完全にテールトゥノーズの状態であり、マルケスはマリーニを抜くどころかナヴァッロにもチャージをかけられてしまう事態だ。
レース半分を消化した11周目、ナヴァッロがオーバーランを喫してしまい、後退することとなった。
残り10周、マルケスはターン1でインに入って前を伺うが、マリーニはクロスラインでやり返そうとする。だがマルケスはこれを抑えきり、なんとか2番手に浮上した。だが先頭のビンダーとの差は既に2秒以上となっており、独走体制を築かれてしまっている。
残り9周、再び追い上げてきたナヴァッロが、ターン12でマリーニをかわして3番手に浮上。表彰台圏内に返り咲いた。
マルケスはビンダーとの差を詰めたものの、それほど近付くことはできない。だがその後も徐々にマルケスが良いペースを刻んだこともあり、残り5周で1.3秒という差まで縮まった。
ビンダーは逃げたいところだが、マルケスはさらにギャップを削り取って接近する。
差を縮めて行くマルケスだが、それに食らいついていたナヴァッロが残り3周で動いた。ナヴァッロはターン1でテールトゥノーズ状態から抜け出すと、ついにマルケスの前に出たのだ。ビンダーとの差を1秒にまで減らし、前を追っていたマルケスにとっては手痛いロスになってしまった。
3番手に後退したマルケスは、ナヴァッロについて行くことができず、逆にギャップを広げられてしまう。そのナヴァッロは一気にビンダーとの差を1秒以下にまで詰め、0.5秒の差でラストラップに突入した。
ナヴァッロは最後までビンダーを追うが、0.5秒のギャップを縮めることはできず……結局ビンダーが今季2勝目を飾り、ナヴァッロは2位表彰台となった。
3位はマルケス。最後は先頭2台についていくことができず、3位に留まったが、ポイントランキングでは2番手のナヴァッロに対し38ポイント差を確保している。
長島は残念ながらレース序盤に転倒を喫してしまい、リタイアに終わった。
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