アルファロメオは今季、ベテランのキミ・ライコネンと”フル参戦”ルーキーのアントニオ・ジョビナッツィというコンビでシーズンを迎えた。開幕当初はそれほど高い戦闘力を発揮することはなかったが、第9戦オーストリアGPでは2台が揃って予選Q3に進出するなど、徐々にそのパフォーマンスを上げてきている。
チーム代表のフレデリック・バスールは次のように語った。
■2台入賞のアルファロメオ、次の目標は“マクラーレン”。 アップデートも実施へ
「パフォーマンスレベルの向上に焦点を当てている」
「我々は昨年から劇的に改善した。昨年は(トップから)2.5秒も遅かったんだ。今では1.5秒から1.2秒といったところだ」
「それは我々にとって非常に大きなことだ。今後はそれをポイントに還元していく必要があるが、少なくともパフォーマンスの観点からは大きな進歩を遂げたと思う」
2018年からアルファロメオ、そして親会社であるフィアットの資本が入り始めたことにより、ザウバーを母体とするこのチームは順調に進化を遂げていると言える。2017年の半ばにチームに加入したバスールは、2020年に向けた準備が今後の鍵になってくると語った。
「我々は昨年から今季の初めまでの間で少し後退してしまっていた」
「シーズン序盤というよりも、シーズン途中、5月くらいと言った方が正しいかもしれないが、とにかく我々は難しい時期を過ごしていた」
「それは進歩するための時間だったんだと思う。1カ月ずっとパフォーマンスが横ばいという時もあれば、一夜にして大きな進歩を遂げることもあるんだ」
「もっと大きな視野で物事を見る必要がある。昨年のどこか一部を切り取って比較してはいけないんだ」
「全体的に(パフォーマンスが)1~1.5%向上していると言える。これは非常に大きなものだ。次のステップはおそらく、翌シーズンに向けてもう少し準備を整えることだ」
3強を除いた中団チームの争いではマクラーレンが一歩抜け出した印象ではあるが、5番手以下の争いは未だ白熱している。現状12レースを終えて7番手のアルファロメオ(32ポイント)は、5番手のトロロッソ(43ポイント)を追いかけている。トロロッソは雨で大波乱となった第11戦ドイツGPでダニール・クビアトが3位、アレクサンダー・アルボンが6位に入り、23ポイントを荒稼ぎした。
「我々は特定のトラックだけ他チームより速い。ただ、そういった傾向は少しずつ変わりつつある」とバスールは語った。
「この方向性で取り組み続けなければいけない。どこかの段階で(進歩の度合い)が横一線になると思っている」
「ここ数レースの予選と決勝では、マクラーレンとルノーの前に立ったり、すぐ後ろにいたり……少なくとも近くにはいた。我々は彼らと戦わなければいけないんだ」
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