昨シーズンをスーパーフォーミュラで過ごし、今季からFIA F2に復帰を果たした松下信治(カーリン)は、オーストリアのレース1で優勝するなど89ポイントを獲得して、ランキング7番手でサマーブレイクを迎えた。
松下は、F1参戦が目標だと公言している。そのためには、現状の成績では不十分。今季スーパーライセンスを獲得するためには、シーズン後半に巻き返すことが絶対条件となる。
■F2ハンガロリンク・レース2:松下信治、猛追届かず2位。シューマッハーが初勝利
「序盤は多くのトラブルに見舞われました。でも僕としても、バーレーンやバルセロナで、タイヤを十分に労わることができませんでした。でも、常にペースは良かったので、すべてをまとめ上げることができれば、良い結果を残せるのは分かっていました。そして、シーズン中盤には、良い仕事ができたと思います」
松下はシーズン前半を振り返り、そう分析した。前述の通り、松下は昨年1年、F2から離れていた。これが、彼の今シーズン前半を難しいものにしたという。
「実際、かなり難しかったです。まずは(タイヤの)デグラデーションです。それから、ライバルたちはとても攻撃的で……少しでも気を抜くと、彼らは僕にアタックしてくるんです。だから、常に攻撃を仕掛ける側にいなければいけなかった……それも難しいことでした」
「ドライバーのレベルもかなり高いです。ルカ(ギオット/ユニ-ヴィルトゥオーシ)やニック(デ・フリーズ/ARTグランプリ)、(ニコラス)ラティフィ(DAMS)はみんな経験豊富ですし、タイヤやその他全てのことを理解しています。僕にも経験はありますが、彼らと同じというわけではありません」
そう語る松下は、後半戦に自信を見せる。
「オーストリアのレース1が、僕の前半のベストレースです。そしてハンガリーのレース2も、それほど悪くありませんでした。タイヤをマネジメントしていたので、レース終盤は僕が最も速かったと思います。だから、(サマーブレイク明け初戦の)スパに向けては、かなり自信があります。スパはタイヤに厳しいサーキットなので、僕にとって素晴らしいレースになると思います」
F1を目指すためには、ミスを減らす必要があると、松下は語る。
「最初は細かいところが十分じゃなかったです。でも、今では全てが揃っています。全てをまとめ上げるだけでいいんです。でも、例えばハンガリーの予選では、最終コーナーでミスをしてしまいました。それがなければ、3番手か4番手になっていたと思います。僕たちは、全てを一発でまとめなきゃいけない。それが、F1ドライバーがやることです。F1を目指すなら、それができるようにならなきゃいけません」
「ホンダは僕を全面的にサポートしてくれていますが、僕は結果を出さなきゃいけないんです」
「(スーパーライセンスの取得に必要な)ポイントを獲得できれば、間違いなくチャンスはあると思っています」
シーズン後半戦の目標について松下は、改めて次のように語った。
「僕の目標は、今季のチャンピオンシップで4位になることです。十分なだけのスーパーライセンスポイントを手にするためには、3位か4位に入ることが必要になるんです」
「今はそこに少し遅れています。でも、残りはあと4イベント……できる限りプッシュして、スーパーライセンスを取得したいと思っています」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?