スーパーフォーミュラ第5戦もてぎの予選で、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は2番グリッドを獲得した。
「昨日から調子が良く、(金曜占有走行では)トップタイムを記録することができました」
■連続PPから連勝を狙う……パロウ「Q3ではトラフィックに遭わないよう祈った」
平川はそう語るが、土曜日は金曜日に比べて気温が大きく上昇したため、マシンのセッティングを変更しなければならなかった。しかし平川は、これにうまく対処することができたようだ。
「今日の朝は、前日とはコンディションが変わっていました。それでも、走り出したFP1(金曜占有走行)を同じセッティングだったので合わない状態でしたが、そこからマシンをアジャストしていきました」
「Q1はトップタイムで通過したんですが、Q2では失敗してしまったので落ちてしまったかな……という感じだったのですが、なんとかQ3に残ることができました。でもQ3でトップタイムだった(アレックス)パロウ選手(NAKAJIMA RACING)はすごく速かったと思います」
平川はQ2について“失敗”と表現したが、実際にはトラフィックに引っかかってしまった部分があったという。
「Q2では、アタックラップで(他のマシンに)引っかかってしまいました。僕がアタックしているのに退いてくれないマシンがいたので……。次の周にもう1回アタックしようと思ったのですが、タイヤはもうダメでした」
「Q3では一番最後まで待って、1回しかラップタイムを計測できないというギリギリまでのタイミングまで引っ張りました。でも全然クリアで、ウォームアップもできたし、アタックもできました」
なお今回は予選2番手を手にした平川だが、今季ここまで1ポイントも手にできず苦しんでいる。しかし、チームの雰囲気は非常に明るく、平川はそれに助けられているという。
「今年は結果が低迷していて、個人的にはすごくネガティブになっていました。でも、チームはそんな雰囲気には全然なっていなくて、それにはすごく感謝しています。昨日も、今日も、チームの中でとても仕事がしやすかったので、思い切ってやることができました。決勝では感謝の意味も込めて、良い結果で終わることができたらと思います」
昨年のもてぎ戦で平川は、2ストップ作戦を成功させ、2位フィニッシュを果たした。そして今年のレースでも、2ストップを選択する可能性を匂わせた。
「今回に関して言えば、ソフトタイヤとミディアムタイヤは、予選で2秒くらいラップタイムの差があります。ですから、フレッシュなソフトタイヤでたくさん走った方が速いのは間違いなく、2ストップ戦略も可能だと思います。その中にはリスクもありますから、2番グリッドからそれをするのは少し難しいかもしれませんが、これから話し合ってみるつもりです」
そう平川は語る。
「でも日曜朝の走行で走ってみて、タイヤがあまりにもタレるようだったら、このグリッドからでも2ストップだってありえると思います。明日は、面白いレースになると思います」
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