昨年までは大いに苦しんでいたマクラーレン。しかし今季は復活の兆しを見せており、第10戦イギリスGPまでに60ポイントを獲得……ランキング4番手につけている。
このマクラーレンがコンストラクターズランキング4位を争っているのはルノーである。ルノーもトップ3チームのすぐ後ろを争う存在ではあるものの、昨年からの進歩の度合いはマクラーレンほどではなく、ここまでの獲得ポイントは39ポイントにとどまっている。
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マクラーレンは、ルノーからパワーユニット(PU)の供給を受けている。つまり、マクラーレンの今季の進歩は、ルノーのPUの進歩による部分もある。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、ルノーとランキングを争うことになったとしても、ルノー側がPU供給の面で政治的な駆け引きをすることはないだろうと信じている。
「中団グループでの主な争いは、我々とルノーとの間で行われているようだ」
そうザイドル代表は説明する。
「最終的には常に最新情報を入手し、マシンについて学び、そしてどうレースを戦うかというところにかかってくる」
「前にも語った通り、ルノーとはとても良い、健全な関係を築いている。とても透明性が高い。そしてルノーが去年から今年にかけて成し遂げたステップも、我々がこのマシンで一歩前進することができた理由のひとつだ」
「我々のパートナーシップについては、完全に自信がある。純粋にレギュレーションの観点からも、メインチームとカスタマーチームが、同じマテリアルとパワーモードを持っていなければならないという明確な規則がある」
ルノーはマクラーレンよりも早く、アップグレード版のPUを投入した。このタイミングについてはチームの選択次第だったと、ザイドル代表は語る。
またザイドル曰く、将来的にアップグレード版のPUが投入される際、マクラーレンは何が起きているのかを正確に知り、そしてルノーのワークスチームと同時に投入するチャンスが与えられることになると主張する。
「いつものように、彼らがアップグレード版を用意できた時には、タイミングという面で何が起きているのか……その透明性は保たれている」
「そして彼らがバルセロナでそうしたように、信頼性の面で最初のアップグレードが用意された時、我々の2台にも同時にアップグレード版のPUが供給された」
「しかし言うまでもないことだが、時折同じタイミングでアップグレード版を投入しないこともある。それは全体的な計画、そしてペナルティを極力避けるために、どうシーズンを戦うかという考えによるのだ」
イギリスGPの際、ルノーのドライバーであるダニエル・リカルドは、ルノーとマクラーレンが手を携え、助け合うべきだと提案した。しかしザイドル代表は、マクラーレンはあくまで”独立した”チームであると主張した。
「我々の関係性は、純粋にパワーユニットの面だけにある」
そうザイドル代表は語る。
「我々はチームとして、独立した存在だ。そして、今後も独立したチームであり続けたいと思っている」
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