MotoGP第9戦ドイツGPで、KTMのポル・エスパルガロは予選で8番グリッドを獲得したものの、決勝レースではトップ10に留まることができず、最終的に12位でレースを終えることとなった。これは、前半戦では2番目に悪い結果だった。
エスパルガロはタイヤの性能劣化に苦しみ、レース距離のちょうど半分である15周をこなした時点で、ターン12では“ダートトラック”で走っているように感じられるほど、マシンがスライドしていたと語った。
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「最終コーナー手前のターン12では、ダートトラックを走っているようだった。エイペックスにつくまでは、スロットルを触った瞬間からスライドしてしまっていた。そして、エイペックスについたら、更にマシンが大きく動き始めるんだ」と、エスパルガロは説明している。
「こういったことは、僕らのマシンでは普通じゃない。ミシュランの問題だとも言いたくはないが、僕らの(マシンの)動きは良くないものだった」
「このタイヤは今回のレースに合っていなかったか、もしくは僕らがなにかセットアップを間違えていたかだけど、このレースでは何かが普通ではなかった」
「僕らの感覚としては、今回のタイヤは15周のレース用みたいに感じられた。(半分の)15周を終えると、完全にタイヤは壊れていたんだ。それでも15周から20周の間は1分22秒前半で走るべきところを、22秒後半や23秒前半といったあまり良くないペースで走行することはできた」
「だが20周を越えて、タイヤは完璧に終わってしまった。“超”のつくデグラデーションで、何も残ってはいなかった」
エスパルガロは、同じKTM陣営のハフィス・シャーリン(テック3)も同じ状況に直面していたと指摘している。
「こういった問題は心配になるよ。僕以外のKTM、シャーリンも普通ではない、とても似た問題を抱えていたからね」
「確かではないけど、とても稀なことで、タイヤの使いすぎといった通常の問題ではないんだ。だから何が起こっていたのかを調べる必要がある」
「今回の問題は僕がタイヤを壊したり、タイヤがオーバーヒートしたせいではないんだ。データをチェックしていて、レースを通じて(タイヤの)温度は一定だった。(普通なら)それは最後までタイヤがグリップを出す助けになるからね」
「だがそうであるにもかかわらず、僕らは他のレースやライダーと比べてあまりにも早くグリップを失っていた。兄(アレイシ・エスパルガロ)のアプリリアやスズキは(自分たちよりも)遥かに良いグリップを持っていて、ドゥカティもそうだった。そして彼らはグリップが落ちていたにしろ、それは僕らと同じようなものではなかったんだ」
エスパルガロのチームメイトであるヨハン・ザルコは3周目にターン3で転倒を喫していたが、彼もまたグリップが低かったことによるマシンの安定性の欠如を報告している。
「レースが始まった頃、グリップの水準が低いせいで、ブレーキング全般でマシンを安定した状態に維持することができなかった」とザルコは語っている。
「僕はマシンをコントロールして、あまり多くのミスをしないように試みていた。ただ、残念ながらターン3でマシンを傾けすぎてしまったかもしれない。(テック3のミゲル)オリベイラもその前の周でやっていたんだ」
「それが限界だった。目標のポイント圏内にいたから残念だ。ただペースはレース全体でコンスタントに走れると思っていたよ」
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