鈴鹿サーキットで行われているスーパーGT第3戦鈴鹿。#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)はホンダ勢最上位となる予選3番手を獲得したが、この予想以上の暑さがホンダ勢にとってはプラスに働いていないようだ。
昨年は強風の影響もあり気温20度、路面温度36度というコンディションだったが、今年は季節外れの暑さとなり気温31度、路面温度48度と真夏のコンディションで予選が行われた。各チームともセッティングやタイヤ選択など“暑さへの対応”を余儀なくされたのだが、これは8号車にとっても例外ではなかった。
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その中でも、8号車は朝からセットアップをうまく合わせ込んでいき、予選では上位で戦えるポテンシャルを発揮できたという。
予選を終えた野尻は、今日1日を次のように振り返った。
「昨年のレースと比べるとコンディションがかなり違う中で、持ち込んでいるタイヤ(の温度レンジ)もかなり上限ギリギリのところでした。そういったこともあって、なかなかセットアップが合わなかった部分がありました」
「でも、その中でいくつかセットアップを試していくと何かしら良い部分と悪い部分が少しずつ見えてきて、専有走行までにそれを形にすることはできませんでしたが、そこからしっかりクルマを進化させて正しい方向に進めました」
「そういった部分もあって(予選では)ホンダ勢の中でも少し抜けたポテンシャルを引き出せたのかなと思います。なので、僕たちとしては何とか上手く挽回できたかなと思います」
ホンダ勢は昨年、低重心化と重量配分を見直すためにインタークーラー搭載位置を大きく変更するなどマシンに大幅な改革を行なった。これにより、気温が低いコンディションでは強さを発揮するが、今日のように真夏日になると苦しい部分が出てくる要素もあった。
野尻によると、気温が高くなったことによってホンダNSX-GT勢全体が苦しくなった部分も少なからずあったという。
「基本的にはエンジンも含め、(昨年と比べて)大きな変更はないと思うので、厳しいは厳しいと思います。そのあたりは、昨年コースレコードを出した時ほどのアドバンテージはなかったのかなという部分ではあると思います」
「ここからレースになると、そこそこ厳しい戦いになるのかなというのは予想されると思います。なんとか粘り強く戦いたいです」
「明日は正直、(気温が)20度台の真ん中ぐらいだと僕たちだとやりやすいのですが、その辺(気象条件などは)は全車一緒です。これから夏場のレースも増えますから、僕たちもこれから上手くやらないといけないところはあります」
8号車は開幕戦岡山で優勝し、第2戦富士でも9位に入りポイントを獲得した。野尻はここ鈴鹿でも多くのポイントを獲得し、チャンピオン争いにつなげたいと語った。
「ここ鈴鹿で大きなポイントを持ち帰るというのは、大きな意味があると思いますから、何とか今のポジションはキープしたいです。願わくば優勝ですが、そうも上手くはいかないレースだと思います……でも、上は見て戦いたいな思います」
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