F1タイヤサプライヤーのピレリは、第4戦アゼルバイジャンGPでのドライバー別タイヤ選択リストを公開した。
今季使用されるタイヤにはコンパウンドの硬い順にC1~C5の5種類が存在するが、このレースではオーストラリアGP、中国GPと同様にC2、C3、C4の3種類が持ち込まれ、順にハード、ミディアム、ソフトと呼ばれる。
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ただこれまでと違って今回は、多くのチーム、ドライバーが全13セット中9~10セットもソフトタイヤを持ち込むという、ソフト重視の選択が多く見受けられる。
その中でメルセデス勢はソフト8セット、ミディアム4セット、ハード1セットを選択。フェラーリに限ってはソフト7セット、ミディアム5セット、ハード1セットと、他チームとは違ったタイヤ戦略をとってきた。ミディアムタイヤの性能劣化を重点的に確かめるためなのか、はたまたミディアムタイヤでのスタートを考えているからなのか、その狙いが気になるところだ。
レッドブルは両ドライバーともソフト9セット、ミディアム3セット、ハード1セットと、比較的オーソドックスな選択と言える。
全10チームの中で、決勝用に指定されている1セット以外で余分にハードタイヤを持ち込んでいるのは、ルノー、アルファロメオ、トロロッソ、ウイリアムズの4チームそれぞれ1台ずつのみ。中国GPでは多くのチームが使用したハードタイヤだが、今回はサーキット特性もあり、登場する機会は少なそうだ。
ピレリのF1責任者マリオ・イゾラは、motorsport.comに対して次のように語った。
「バクーにはタイヤを冷やしてしまうとても長いストレートがあるので、特殊なトラックと言える」
「さらに前後のタイヤ温度のバランスを保つことがとても難しい。過去のレースでは多くのチームが、リヤタイヤをオーバーヒートさせずにフロントタイヤに熱を入れることに苦労していた」
「路面の舗装はとてもスムーズだが、街中にある市街地サーキットであるため、陽が当たっている部分と、影になっている部分が混在している」
「持ち込んだタイヤの種類はメルボルン、上海と同じだ。我々はソフトタイヤのデグラデーションを理解する必要がある。明らかにそれが今回の主題だ」
「ここはブレーキングとトラクションが全てのサーキットなので、横方向のエネルギーはあまり必要ではない。そのため、ここでのタイヤの磨耗はそれほど大きくない」
「ただセーフティカーが出動した場合、タイヤの発熱は抑えられるが、逆に作動温度領域に戻すことが難しくなるだろう」
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