今シーズン、スーパーGT(GT500クラス)のKONDO RACINGに移籍したヤン・マーデンボローは、新加入のチームで良い雰囲気でテストを進められていると笑顔で語り、今季はGT500初勝利を挙げたいと意気込む。
2016年にGT500クラスへステップアップしたマーデンボロー。この2シーズンはTEAM IMPULで戦い、昨年の第6戦SUGOでは初表彰台となる3位を獲得した。
■GT500初挑戦の中山雄一「王座争いの一員になるんだ!という強い気持ちを持って戦っていく」
今季は近藤真彦監督率いるKONDO RACINGに移籍し、高星明誠と組むマーデンボロー。チームに合流して冬のテストも進め、早くもKONDO RACINGの雰囲気に溶け込めているという。
「KONDO RACINGの雰囲気はすごく良いし、みんなとも馴染めている。セパンのテストでもガレージ内で音楽を流して、他とはちょっと違う雰囲気だなと思ったけど、それが面白いところだし、僕自身それを楽しんでいる」
「近藤監督はスーパーGTでは経験豊富な人だし、チームスタッフやエンジニアもそうだ。とても心強い。チームメイトのミツ(高星明誠)とはフォーミュラEでも一緒だし、チームメイトになるのはF3以来だ。とにかく、これだけチームの基盤がしっかりした状態で戦えるのはすごく良いことだし、感謝している」
2月に行われたセパンテストでは好タイムを記録したKONDOR RACING。早くも好調な走りを見せたが、マーデンボローは「これで楽観視はできない」と語った。
「僕にとっては昨年とは違う新しい挑戦が待っている。一番の違いはタイヤとクルマだ。TEAM IMPULからKONDO RACINGに移籍したことでタイヤもブリヂストンからヨコハマに変わった。ただ、ヨコハマタイヤに関してはスーパーフォーミュラやF3で経験があるから、基本的なキャラクターは同じかなというふうに感じた」
「またGT-Rは今年新しいフリックボックス(フロント部分のエアロパーツ)を導入していて、それによりクルマのキャラクターも変わっている」
「その辺を冬のテストでは色々アジャストしてきたけど、ここまでは順調にきていると思う。セパンテストでは良いタイムは出せていたけど、毎年KONDO RACINGはセパンで速さをみせている。だから、この結果を受けて楽観視はしていない。まずはクルマのスピード、荷重移動、バランスをしっかり煮詰めてシーズン序盤に備えたい」
昨年はホンダ勢、レクサス勢に遅れをとっていた日産勢。だが、ここまでのメーカーテストを経て、マーデンボローは少なからず“パフォーマンス改善”を感じている様子。改めて今季の目標は優勝だと語った。
「まだ全体の勢力図は分からないけど、GT-R勢は昨年と比べると力強い部分を見せられると思う。新しいレギュレーション(2017年規定)になって今年で3年目だけど、日産とニスモはシーズンを重ねるごとにパフォーマンスを上げてくれて、より良いクルマを用意してくれている。開幕に向けて時間は限られているけど、ドライバーとしてはできる限りのフィードバックをして、エンジニアやチームの助けになりたいと思っている」
「僕はスーパーGTで勝ちたいし、チャンピオンになりたい。そのために今年は力強いクルマで開幕戦を戦えることを願っている」
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