ウイリアムズのロバート・クビサは、オフシーズンテストを通して、開幕戦オーストラリアGPへの準備をわずか20%しかできていないと語った。
2011年2月、ラリー中に大クラッシュを喫し負傷、F1を離れたクビサは、3月15日(金)から行われる2019シーズンの開幕戦、オーストラリアGPでついにF1復帰を果たす。
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しかし、ウイリアムズの新車FW42の製造遅れによって、2019シーズンに向けたチームの準備は妥協を強いられた。オフシーズンテストへの参加が2日間遅れ、ラップタイムと走行距離のどちらも最下位に終わった。特にクビサは、走行を担当した3日間で268周。これは他のどのドライバーよりも少ない走行距離だ。
「それが現状だ。変えることはできない」と、クビサは語った。
「僕の側からできることを全て、確実にやっていかなければならない」
「8年ぶりのカムバックで、オーストラリアに行く前に知っておくべきことのうち、20%しか分かっていないと思う」
「残りは分からないんだ。僕は15周以上のロングランをしていない」
「たくさんの疑問符が残っているけど、それが現実だ。僕たちはそれを変えることができない」
クビサは、3月1日(金)のオフシーズンテスト最終日の走行を担当したが、スペアパーツの不足により走行プログラムの変更を余儀なくされた。2月27日(水)には力強い走行ができていただけに、彼にとって不満の残るテストの締めくくりとなったようだ。
「マシンの調子が良いと感じたのは、水曜日の午後、最初の走行が最後だった。その時のマシンは、僕が驚くほど良かったんだ。本当に素晴らしい驚きだった」
「だから本当にかなりの自信を持っていたんだが、それ以来マシンは正しい状態ではなかったので僕の自信は消えてしまった」
オーストラリアGPの現実的な目標を訊かれたクビサは、次のように答えた。
「まず第一に、マシンに問題がないことを確認しなければならない。なぜならそれが現実だからだ。僕のテストは水曜日の午後、最初の走行で終わってしまっているんだ」
「それ以降のテストに関しては、僕が感じたことや走らせ方を忘れる必要がある」
クビサのチームメイトであり、ルーキーのジョージ・ラッセルはテストを通して、新車FW42が”大きな進歩”を果たしたとコメントしたが、クビサはそれについて懐疑的なようだ。
「いくつかポジティブなことはあった。でもガレージで時間を過ごすか、本来あるべき状態にないマシンをドライブしていたので、前進したとは言い難い」
ウイリアムズは、開幕戦オーストラリアGPをレースウィークではなく、さらなるテストの場として活用せざるを得ないのか。そう訊かれたクビサは「残念ながら、そうだと思う」と認めた。
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