歴史上、最も成功したF1マシンはどのマシンだろうか? その基準は数あれど……今回は10勝以上を記録したマシンをピックアップしてご紹介。
■メルセデスW07 Hybrid (2016)
■【フォトギャラリー】 F1で”成功”を収めたマシンたち。10勝以上を挙げた名車ピックアップ
2016年シーズンに圧倒的な強さを見せたメルセデスW07 Hybrid。21戦中、勝利を収められなかったのは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが同士討ちしたスペインGPと、ハミルトンがエンジントラブルでリタイアした上ロズベルグが他車との接触により後退したマレーシアGPの2戦のみ。マシンとしてはほぼ完璧な強さだった。
出走:21戦
優勝:19勝(勝率.904)
ウイナー:ルイス・ハミルトン (10) 、ニコ・ロズベルグ (9)
チャンピオン:ニコ・ロズベルグ
■マクラーレンM23 (1973-1978)
勝率は2割と、他のマシンに比べて低い。しかしながら、6年にわたって使われ続けるという無事是名馬的な活躍。しかも高いパフォーマンスを維持したところに、このマシンの価値がある。5人のドライバーで合計16勝。しかもエマーソン・フィッティパルディとジェームス・ハントのふたりをチャンピオンに輝かせた。
出走:80戦
優勝:16勝(勝率.200)
ウイナー:ジェームス・ハント(6), エマーソン・フェッティパルディ(5), デニス・ハルム(2), ピーター・レブソン(2) , ヨッヘン・マス(1)
チャンピオン: エマーソン・フェッティパルディ(1974), ジェームス・ハント(1976)
■メルセデスW05 Hybrid(2014)
V6ターボ・ハイブリッドパワーユニットのレギュレーションが採用された初年度に圧倒的な強さを誇ったマシン。新レギュレーションへの適応に成功したメルセデスが、ハミルトンに2度目のチャンピオンをもたらした。同車が勝利を逃したのは3戦だが、そのいずれもレッドブルのダニエル・リカルドが手にしているというところも特筆すべきだ。
出走:19戦
優勝:16勝(勝率.842)
ウイナー:ルイス・ハミルトン (11) , ニコ・ロズベルグ (5)
チャンピオン:ルイス・ハミルトン
■メルセデスW06 Hybrid (2015)
第2戦マレーシアGPで、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが勝利。今年は接戦か……と思われたのも束の間、その後はメルセデスの連戦連勝。終わってみれば前年に引き続き、メルセデスが16勝を稼いだ。しかし”低速”のハンガリーとシンガポールではフェラーリのベッテルが勝利しており、ある意味”弱点”も見えたマシンだった。
出走:19戦
優勝:16勝(勝率.842)
ウイナー:ルイス・ハミルトン (10) , ニコ・ロズベルグ (6)
チャンピオン:ルイス・ハミルトン
■マクラーレンMP4/4 (1988)
念願のホンダエンジンを獲得したマクラーレン。しかも新進気鋭のアイルトン・セナと、脂の乗ったアラン・プロストという完璧すぎるドライバーラインアップを擁し、さらには低重心化が徹底されたゴードン・マーレイ作のMP4/4のバランスも優れ、まさに敵なしの1年だった。唯一の敗戦はイタリアGP。周回遅れのウイリアムズとセナが接触し、リタイアしてしまったのだ。これで勝利したのがフェラーリのゲルハルト・ベルガー。直前に逝去したエンツォ・フェラーリの弔合戦を、跳ね馬の母国イタリアで成し遂げた。
出走:16戦
優勝:15勝(勝率.937)
ウイナー:アイルトン・セナ (8) , アラン・プロスト (7)
チャンピオン:アイルトン・セナ
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