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フェルスタッペン、厳しい父親の英才教育が“タフ”なレッドブルF1で仕事する助けに

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フェルスタッペン、厳しい父親の英才教育が“タフ”なレッドブルF1で仕事する助けに

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、彼の父親によってモータースポーツの世界で厳しく育てられたことで、“厳しい”と評判のレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコと仕事をする準備ができたと語っている。

 レーサーの血が流れている若いフェルスタッペンの育成期間は、必然的に彼の父親で元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンが監督していた。

「ルノーF1は妥当なコストで優勝できる立場にいなければならない」とアビテブール

 しかし父親であるヨスは厳しい指導者であり、息子に彼が知っていることのすべてを教え込んだ。マックスに知識、経験を与えF1への道を急速に切り開いたのだ。

 マックスはマルコとともにServus TVのスポーツトークショーに出演し、そのなかで厳格なことで有名なマルコと仕事をするのはどれだけ大変なことか尋ねられた。

「僕は人生を通じて厳しい父親と仕事をしてきたが、マルコもとても厳しいよ」と21歳のマックスは語った。

「でも結局のところ、それは良いことだ。そのおかげで僕はF1に到達した。もちろんレッドブルとマルコの支援もあってね」

 フェルスタッペンは2018年シーズンは難しいスタートを切った。インシデントやミスが重なったためで、彼のミスから学ぶ能力について疑問が投げかけられた。

 フェルスタッペンのドライビングへのアプローチを一新し、自制心を改善させるのに、マルコが役割を果たしたことは間違いないだろう。

「批判的でいる必要があるし、特に第3戦中国(ミスによりベッテルと接触し表彰台のチャンスを失う)や第6戦モナコ(FP3でクラッシュし最後尾スタート)のような週末の後ではそうだ」

「僕たちはそれについて話し合った。そうしたことは起きてはいけないが、時には強くなるために経験しなければならない」

 その後、フェルスタッペンは強くなり新たに獲得した成熟ぶりを活かして、第9戦オーストリアと第19戦メキシコのふたつのレースで優勝を果たし、特にレッドブルの地元オーストリアにおける勝利は、フェルスタッペンにとって2018年シーズンのハイライトとなった。

「素晴らしかったよ。特にサーキットにはたくさんのオランダ人ファンがきていたからね」

「レッドブルのマシンでレッドブルリンクで優勝するのは最高だったよ。信じれられないくらいだった」

「レース前夜には予想していなかった。レースは2016年の時のような展開(※)を見せたけど今回は優勝できたね」
※2016年はメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが同士討ちとなり、ロズベルグが後退。フェルスタッペンは2位表彰台となった。2018年はメルセデスがマシントラブルによりダブルリタイア。

 フェルスタッペンは、2019年の見通しとして、ホンダがパフォーマンスを発揮できる信頼性の高いエンジンを、パートナーのレッドブル・レーシングに提供できるかにかかっていると見ている。そのため、彼は2019年シーズンの展望に対しては慎重だ。

「他の人たちが何をしているのか分からないから、話すのは難しい。僕たちの側では、物事はポジティブだし、皆とてもやる気になっている。それは重要だしその状況を目にするのは素晴らしいことだ」

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