かつてフェラーリで活躍し、現在はF1のスポーティングディレクターを務めているロス・ブラウンは、2019年にフェラーリに昇格するシャルル・ルクレールについて、キミ・ライコネンほど友好的ではないとセバスチャン・ベッテルに警告している。
2018シーズンにF1デビューを果たしたルクレールは、印象的な走りでフェラーリ昇格を勝ち取った。2019年はベッテルのチームメイトとして、フェラーリにタイトルをもたらすべく戦うことになる。
■「ルクレールは”良い子”」ベッテル、新チームメイトを早くも警戒?
1997年から2006年にかけて、ミハエル・シューマッハーとともにフェラーリ黄金時代を築いたブラウンは、ベッテルがルクレールから激しい挑戦を受けると考えている。
F1公式サイトのインタビューに応えたブラウンは、次のように語った。
「キミがそうだったようにシャルル・ルクレールがとても友好的になるなどと、私には思えない」
「キミは他人に左右されない人間だ。しかし変な意味ではなく、彼はチームの状況もよく分かっていたはずだ」
ベッテルもすでに、ルクレールについて”間違い”が起こるとは思わないと、新チームメイトを牽制するようなコメントをしている。
一方でルクレールがまだF1参戦2年目と経験が浅いこともあり、チームを率いて待望のタイトルをフェラーリにもたらすという大きなプレッシャーが、ベッテル1人の肩にのし掛かってくる事になるだろう。
ブラウンは、ベッテルの2018シーズンは複雑なものだったと話し、メルセデスとルイス・ハミルトンを倒すためには、シーズンを通じてチームとベッテル双方の改善が必要だと主張した。
「彼(ベッテル)は何度か素晴らしいパフォーマンスを見せ、チームを前進させる上で大きな役割を果たしたが、最終的にはセブとチームはタイトルを獲得することができなかった」
「彼らは好調な1年を過ごしたが、次のステップを踏まなければならない。セブとチームの双方がだ」
「私は、チーム内の動きやセブとの関係、そしてそれがどのように機能しているかは知らない」
「彼は不幸にも1、2度間違いを犯した。ドライバーのミスだったが、それは起こりうることだ」
「チームも、いくつかのレースで技術的に間違いを犯したように見えた。それを修正するために、古いスペックのマシンに戻したこともあった」
ベッテルは2018シーズン最初の10戦を終えた段階でチャンピオンシップをリードし、夏休み明け最初のレースとなったベルギーGPでも勝利した。しかしながら、その後は優勝がないままシーズンを終えた。
フェラーリの開発が間違った方向に進んでしまったことがその一因だが、ブラウンはベッテルが積極的に、その解決に乗り出すべきだったと話した。
「ドライバーとして、そういったことに関わっていなければいけない」
「私がフェラーリにいた時、ミハエルは何か不確かなことがあった場合、私の部屋のドアを叩きそのことを話しに来た。エンジニアと時間を過ごし、快適に感じられるようになるまで取り組んだ」
「それがチームのやる気に繋がり、メンバーが違うやり方を試したり、違った考え方をするための触媒として働く」
「成功と失敗の違いは、小さい問題であることも多い。彼やチームが何かを劇的に変える必要はないと思うが、最後の一押しが必要だ」
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