2018年のF1第21戦アブダビGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。
現地時間の夕刻17時からスタートしたフリー走行2回目。日が傾き、ヤス・マリーナ・サーキットを夕焼け色に染めた。気温は26度、路面温度は30度である。
■ハミルトン、最終戦は王者の証”カーナンバー1”で臨む。FIAが特別許可
セッション開始から2分を経過した頃、ウイリアムズのランス・ストロールがまずコースイン。これにチームメイトのセルゲイ・シロトキンが続いた。ただ、予選や決勝のコンディションを見越してか、その他のチームの出足は遅め。セッション開始から10分が経過した段階でも、5台のマシンがピットに留まったままだった。
フェラーリ勢がまずタイムを出したが、彼らはスーパーソフトタイヤを履いており、1分40秒台まで。これをルノーのニコ・ヒュルケンベルグが上回った。ただ、スーパーソフトタイヤのライフは長く、キミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルは2回目のアタックで1分39秒台まで上げてみせた。
メルセデス勢は バルテリ・ボッタスにウルトラソフトタイヤ、ルイス・ハミルトンにはスーパーソフトタイヤを履かせ、フェラーリ勢を上回る。コースインのタイミングを遅らせたレッドブル勢は2台揃ってウルトラソフトタイヤを履いた。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ターン20の外側に設置された”ソーセージ”縁石に乗り上げてしまい、跨ぐ様な格好となって滑走してしまった。フロアのダメージを懸念したチームは、フェルスタッペンをすぐにピットに呼び戻した。
一方のダニエル・リカルドは走行を続け、1分38秒582までペースを上げてタイムシートのトップに立った。
そんな中、セッション序盤でトップ3チームに続いたのは、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーと、ザウバーのシャルル・ルクレール。ただ、ルクレールはスーパーソフトタイヤ、ガスリーはウルトラソフトタイヤであった。
セッション開始から30分が経過して夜の帳が降り始めた頃、フェラーリ勢が先陣を切ってハイパーソフトタイヤを履いてコースイン。ライコネンは全セクターで全体ベストのタイムを並べ、1分37秒461を記録した。ベッテルもこれに僅差で続いた。
ハースのロマン・グロージャンやルノー勢もハイパーソフトタイヤを履いてコースイン。フェラーリから0.5~0.7秒差という好タイムをマークした。
メルセデス、レッドブル勢もハイパーソフトタイヤでコースイン。まずはボッタスが1分37秒236で首位に立ち、ハミルトンはこれに0.2秒及ばなかった。レッドブルのフェルスタッペンはボッタスから僅差の2番手。リカルドはセクター3で全体ベストのタイムを記録したものの、セクター1がうまくいかず、フェラーリ勢の後塵を拝した。
リカルドは同じタイヤで再アタックを実施。今度は全セクターをうまくまとめ、ハミルトンを上回って3番手に上がった。
ただ、首位ボッタスから6番手ベッテルまでの差は、わずか0.333秒。相変わらずの大混戦である。
中団勢のトップは、グロージャンで、首位から0.824秒差。しかし12番手のカルロス・サインツJr.(ルノー)との差は0.451秒であり、こちらも僅差の戦いが続いている。この中にはトロロッソのガスリーも含まれている。
セッション残り40分という段階から、各チームがロングランを実施。上位勢はハイパーソフトタイヤを11~15周程度使用したが、ベッテルは14周で「タイヤが完全に終わった」と報告している。一方でレッドブル勢は、タイムの下落幅が小さいように見える。
その後、各車はスーパーソフトタイヤやウルトラソフトタイヤでのロングランも行った。中でも特にレッドブル勢は、ウルトラソフトタイヤで1分42秒台を連発する好ペース。ボッタスが1分42秒台に入れられなかったのを見ても、特に印象的な走行に見えた。ただハミルトンは、スーパーソフトタイヤで1分42秒台を記録する周回もあり、そのパフォーマンスの片鱗を見せつけた。
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