トロロッソのブレンドン・ハートレーは、ブラジルGPでチームオーダーを無視し、ポジションを譲らなかったチームメイトのピエール・ガスリーを批判。レース後のガスリーのコメントは、”素敵なスピーチ”だったと皮肉っている。
ブラジルGP決勝中11番手を走行していたガスリーに、より新しいタイヤを履いていたハートレーが迫った際、ハートレーはチームに2台のポジションを入れ替えてくれるよう求めた。
■トロロッソ・ホンダのガスリー、ブラジルGPでチームオーダー無視。「ハートレーは、自分のメリットを活かして、僕を抜くべきだった」
しかしガスリーはチームからの指示に応じず。結局ハートレーはフィニッシュ直前になんとか彼をパスできたものの、11位でレースを終えた。
ガスリーはレース後、両車がポイント圏外を走行している以上2台のポジションを入れ替える意味は薄いと語り、「もしそういうポジションにいるなら、レースをして自分の力で追い抜くべきだ」と付け加えた。
シーズン最終戦を前に、メディアの取材に応えたハートレーは、ガスリーのこのコメントを嘲笑した。
「ピエールはチームオーダーについて、素敵なスピーチをしたようだけど、自分がポジションを譲られる時はそうじゃないみたいだ。何回もそういうことがあった。チームのポイントを守るために、僕のレースが妥協を強いられることも度々あった」
そうハートレーはmotorsport.comに話した。
「僕は、彼に追いついたら行かせてくれるとチームに言われていた。毎ラップ、4コーナーで彼は道を譲ると言われていたんだ」
「タイヤや燃料を管理するという意味で、僕の方がいい仕事をしていた。決勝では彼よりも僕の方が、レースペースが良かったんだ。だからもし前を走るマシンにトラブルが出た場合、チームは僕の方がポイントを獲るチャンスが大きいと思っていた。そうはならなかったけどね」
最終戦を残し、ガスリーは29ポイントを獲得しているが、ハートレーは4ポイント止まりという状態。ガスリーは来年レッドブルへの昇格が決まっており、ハートレーはそのシートを失う可能性が高い。
ガスリーが7位を獲得したモナコGPでは、ザウバーのシャルル・ルクレールがトロロッソのレース戦略について『少しゲームをしていた』とコメント。つまり、ガスリーのライバルとなりうるルクレールを、ハートレーに抑えさせたと示唆していた。
ハートレーは、こういった役回りが多かったことで、実際のパフォーマンス以上にポイント差が開いてしまったと考えている。その上、ブラジルではエアロパーツのスペアが足りなかったことで、事態が悪化したようだ。
「もしチームが僕たちに、レースをするように言ってくれたら、僕はそうしただろう。だけどチームの立場に立ってみれば、新しいエアロキットのスペアパーツがないときに、僕たちをバトルさせるのは理に適っていない」
「僕は全力でレースに臨んでいるけど、バトルをしてはいけないと言われたら、チームオーダーに逆らい、スペアパーツがあまりないマシンにダメージを与えるリスクを負うつもりはない」
ハートレーは、ガスリーからの釈明を期待していたものの、それは得られなかったと明かした。
「僕が言いたいのは、ミーティングでチームの立場は明確になっているので、これ以上議論することはないということだ」
「チームオーダーのガイドラインは非常に明確だ。中国GPで彼が僕のマシンに追突してきた時からね」
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