マレーシアGPの予選で11番手に沈んだマーベリック・ビニャーレスは、ウエットコンディションでバイクをセットアップする上で、ヤマハのクルーはより賢くならなければならないと語った。
前戦オーストラリアGPで今季初優勝を挙げたビニャーレスは、マレーシアでも好調を維持し、FP3では最速タイムをマークするなど、ドライコンディションで強力なパフォーマンスを発揮していた。
マルケス、ポールポジションからのスタートが幻に。イアンノーネのアタック妨害で6グリッド降格|MotoGPマレーシアGP
しかしウエットコンディションとなった予選Q2では奮わず、11番手止まりだった。対して、チームメイトのバレンティーノ・ロッシは3番手、テック3・ヤマハのヨハン・ザルコは2番手タイムをマーク。最速タイムを記録したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が6グリッド降格ペナルティを受けたため、ザルコがポールポジションからスタートすることになる。
この状況について、ビニャーレスは問題の原因が”ガレージ側”にあると強く示唆した。
「僕たちはセットアップを理解する上で、十分に知的ではなかった。スロットルを開けてもバイクが前に進んでいかなかった」
「それ以外の部分はウエットコンディションでもとても強かったと思うから、リヤのグリップをもう少し見つけることができれば、グリッド2列目に入ることはできたかもしれない」
「チームは、ウエットで僕にもっと良いバイクを与えなければならない。そうでなければ、リードしているライダーから常に2秒遅れることになるだろう」
「ロッシとザルコはかなり前にいるから、言い訳はできない。彼らはウエットでいつも前進し、僕が遅れる」
ドゥカティに移籍するホルヘ・ロレンソに代わってヤマハに加入したビニャーレス。ロレンソを担当していたラモン・フォルカダが彼のクルーチーフを務めているが、来季はKTMから加入するエステバン・ガルシアがビニャーレスのクルーチーフとなる予定だ。
ウエットでのパフォーマンスは、ヤマハ時代のロレンソにとっても弱点だったとみなされている。ビニャーレスは予選後、この件について言及した。
「僕はウエットでいつも速かったんだ。実際、ロレンソがこのバイクに乗っていた時、ウエットで良かったことはなかった。でも今はドゥカティでとても速い」
「僕がウエットで苦しんでいるのはこの2年間だけ、ヤマハのバイクに乗っている時だけだ」
「チームは僕に、ウエットで素晴らしいバイクを与える必要がある。他のヤマハ2台がトップにいるのだから、最低でもそれをコピーすればいい」
昨年はロッシもウエットコンディションで苦しんでいたが、彼はヤマハが”悪夢”を乗り越えたことに満足しているようだ。
「バイクの感触は良い。ウエットでも良い感じで乗れている」と、ロッシは予選後に話した。
「2017年のバイクはウエットコンディションで悪夢だった。僕たちは朝起きた時、いつもゆっくりと窓を開けていたんだ。濡れていたらどうしようってね」
「今年のバイクはかなり良くなったと感じる。今年はそれほど雨が降っていないから分からなかったけど、第一印象はかなり良い」
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