ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、今週末に行われるF1アメリカGPに向けた意気込みを語った。
ホンダは、ロシアGPの初日に初投入したアップグレード版パワーユニットを、日本GPで本格投入。その効果もあってか、予選ではブレンドン・ハートレーが6位、ピエール・ガスリーが7位と、2台揃ってのQ3進出を果たした。
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決勝では戦略がうまくいかず、ガスリー11位、ハートレー13位に終わったものの、今後の活躍が期待される、そんな日本GPだったと言えるだろう。
「非常に多忙ながらも充実していた鈴鹿での母国グランプリを終え、次は米国とメキシコでの連戦に向かいます。USグランプリは、熱心なアメリカのファンが作り出す雰囲気や、ユニークなトラックレイアウトと賑やかなオースティンの街により、多くのドライバーや関係者が楽しみにしているレースです」
田辺テクニカルディレクターは、ホンダのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「レースが行われるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、1コーナーまでの急勾配に代表されるように、起伏が多い地形に低速、中速、高速セクションが配されたテクニカルなサーキットです。昨年のレースでは合計43回のオーバーテイクが起こるなど、例年エキサイティングなレースが展開されます」
「予選や決勝に向け、さまざまに配置されたコーナーに合わせて車体設定が進むため、パワーユニット(PU)としてもアクセルの全開状況などに合わせたエネルギーマネージメントの調整を進める必要があります」
田辺テクニカルディレクターは、昨年まではインディカーのプロジェクトを率いてきた。つまり今週末のアメリカGPは、彼にとってはある意味ふたつ目の”ホームレース”とも言える。
「私個人としては、昨年までのインディプロジェクトで長い時間を過ごし、多くの友人や仲間が住む米国に、今年はF1チームの一員として戻れることを非常に楽しみにしています」
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