富士スピードウェイで行われた2018-19FIA世界耐久選手権の第4戦で総合3位に入った1号車レベリオンのアンドレ・ロッテラー。今季唯一となった日本でのレースウィークに感慨深い表情を見せたとともに、将来的にはフォーミュラEの日本開催も実現してほしいと語った。
ロッテラーは2003年から日本でのレースキャリアをスタート。スーパーGTでは2006年と2009年にチャンピオンを獲得し2011年のフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)でもタイトルを手にした。
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2012年以降はWEC参戦を優先するため、スーパーGTにはエントリーせず、スーパーフォーミュラも日程重複している時はWECを優先していた。それでも、自身のスキルを磨く場としてチャンスがある限りは日本でのレース活動を続けてきた。
しかし、2017-18のフォーミュラE参戦が決まったことにより、海外でのレース活動がさらに多忙を極め、今年はスーパーフォーミュラの参戦も断念。15シーズン続いた日本でのレース活動にピリオドが打たれることになった。
今回、WEC富士ラウンドのため、およそ10カ月ぶりに日本のサーキットに帰ってきたロッテラー。彼がこれだけ長い間日本を離れるのは初めてのことだったが、本人はそこまで“久しぶり”という感覚はなかったという。
「また日本のレーストラックに戻ってくることができて本当に嬉しいし、10カ月ぶりだけど、日本で応援してくれているファンやお世話になった多くの関係者と再会できて、本当にハッピーだ」
「富士をはじめ、日本のコースは僕にとってホームコースのようなものだから、こうして戻ってくることができて本当に嬉しい。今年はフォーミュラEとかもあって忙しくしていた。だから時間が経つのがあっという間で、正直久しぶりに日本に戻って来たという感覚があまりない」
ロッテラーは、改めて今季日本のレースに参戦できない理由について、このように語った。
「基本的に、日本でレースを続けたいという思いは強かったけど、フォーミュラEにも挑戦することになって、どんどん忙しくなった。スケジュール調整とか試行錯誤はしたけど、日本のレースを諦めることにした」
「15年間、日本でレースを続けてきたけど、ついに別れを告げてフォーミュラEという新しいチャレンジをすることになった。もちろん、日本での経験が長かったから、この決断は難しいものだった」
「日本のモータースポーツが素晴らしいと思っているし、いつもファンの応援に助けられていた。チームやメディアのみんなからも学ぶことがあって、本当にたくさんの経験をさせてもらった。スキルだけでなくマインドの部分でも学ぶことが本当に多かった。そしていつも応援してくれるファンやチーム、現場で会うジャーナリストやフォトグラファーのみんなと交流して、僕のレースキャリアがどんどん作られていった。すごく感謝している」
「心の中では日本でレースを続けたい思いもあるが、新しいチャレンジをすることが必要な時期でもあったから、今年はこういう体制になった」
現状では、日本のレースシリーズに戻ってくる可能性は少ないというロッテラー。来年以降はWEC富士ラウンドだけではなく、フォーミュラEの日本開催も熱望していた。
「改めて、ファンのみんなには日本でのシリーズ参戦ができなくなってしまい、申し訳ないと思っている。15年間、各サーキットで熱心に応援してくれたファンのみんなには本当に感謝している。今回もピットウォークなどで昔から応援してくれていたファンに会えて本当に良かった」
「少なくともWEC富士で1回はみんなの前でレースをすることができる。また、もしかすると将来フォーミュラEの日本開催があるかもしれない。それが実現すれば日本でレースをする機会が増えるから、僕もすごく期待している」
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