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スポーツ 2018.10.13

インタビュー:フェルナンド・アロンソ「今のF1に、僕を打ち負かすヤツはいない」

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 WEC第4戦富士6時間レース予選、トヨタTS050HYBRIDの7号車がポールポジションを獲得し、8号車が2番手となった。


 8号車のクルーのひとりであるフェルナンド・アロンソは、先週のF1日本GPに続き2週連続でのレース。しかもいずれも日本国内でのレースだ。移動が少ないとはいえ、レースの合間にはファンイベントに参加するなど忙しいスケジュールをこなし、富士スピードウェイにやってきた。

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「水曜日の夜は東京でトヨタ・ファンとの集い。木曜朝にここ(富士スピードウェイ)に来て、すぐにピットストップや様々な練習をした。少々疲れ気味だ」


 アロンソはインタビューにそう答えた。

 アロンソの日本GPは、非常に厳しいモノとなった。予選は18位、決勝でも14位が精一杯だった。

「クルマが速くないということはシーズンが始まってすぐに分かったので、チームは早々に来年のプロジェクトに傾注した。今年の問題は解決するには大きすぎるので、とにかく来年にフォーカスを当てている。今年の選手権争いは諦めているところがある」

「色々なところに手を入れてはいるが、新しいパーツを開発しているのではなく、古いパーツを投入している。それは、性能を確認出来た古いパーツがしっかりと仕事をしているかどうか確認する作業で、来年のクルマ開発に繋げるためだ。まあ、驚くことじゃない」

「マクラーレンはとにかくドラッグが大きい。空力性能がいまひとつなんだ。それでもコンストラクターズ選手権では中団にいて、僕個人もドライバーズ選手権で10番手。それほど悪くない。まあ、もうどうでも良いけどね」

 F1を走らせた1週間後、アロンソは富士でWECマシンを走らせることになる。いずれも最新のレーシングカーだが、それぞれのドライビングスタイルはどう違うのであろうか?

「似てるところと似ていないところがある。WECは3人のドライバーで(1台のマシンを)シェアするので、セットアップに関しても妥協する必要がある。自分の希望は伝えるが、他の2人のドライバーの意見も入れて妥協点を見つけなければいけない。それにレースは長いので、スタート時点でクルマが完璧だったとしても、ゴール時点では全然違うクルマになっている。レース中にはコンディションも気温もどんどん変わってくるので、その状況に合わせてクルマを変え、ドライビング・スタイルも変えていかないといけない。2時間で終わるF1と違って面白い」

 クルマの挙動も全く違うという。

「そりゃあまったく違うが、ドライバーはそこから最大限の性能を引き出すことを要求されるということは同じ。TS050HYBRIDに関しては、とにかく無駄に燃料を使わないようなドライブを心がけ、ブレーキングでより多くのエネルギーを溜めるようにする。それに比べF1はそれほど燃費などに気をつける必要はないので、とにかく速く走ることに徹する」

「長いことをテストをしてきて、同じクルマでも仕様によってダウンフォースを初めとする性格の違いを経験してきた。シルバーストンではハイダウンフォース仕様で非常に高い戦闘力を誇ったし、ル・マンでは24時間を通してまったく問題が起こらず、高い信頼性を誇った。信頼性という意味ではTS050ハイブリッドは完璧なクルマだと言えるだろう」

 今週末の富士6時間レース。その意気込みをアロンソは次のように語った。

「シルバーストンの後で我々のクルマは少し規制をかけられて26kg重くなったが、多分大丈夫だと思う。ここはトヨタの地元だし、我々が狙っているのは優勝で、全力を出す。多くのトヨタの社員が応援に来てくれると聞いているので、彼らに最高の成績をプレゼントしたいと思っている。重要な週末だよ」

 アロンソが富士スピードウェイを走るのは、久々のことになる。彼が最後に富士を走ったのは2008年のF1日本GP。当時アロンソはルノーのマシンを駆り、レースに勝った。

「優勝した良い想い出がある。でも、あれから10年。今回のレースに向けてシミュレーターで準備をしてきた」

「4kmとちょっとの短いコースだから、WECでは頻繁な追い抜きがあるので興味あるところだね。それに、性格の違うふたつのセクターに別れている点も面白い。ひとつは長い直線のあるセクター、もうひとつは小さなコーナーが連なるセクター。両方に満足のいくクルマのセットアップを見つけるのはなかなか難しい。理想的にはストレートでもコーナーでも速いクルマにしなきゃいけない。でも、チャレンジングなコースだから、嫌いじゃない」

 アロンソは今季、F1と並行してWECに参戦。昨年はインディ500にも挑んだ。近年のF1ドライバーとしては稀な存在とも言える。これについて尋ねると、アロンソは次のように語った。

「それぞれのカテゴリーでプロフェッショナルになると、その分野に専念しなければならなくなる。でも、ひとつの分野で飛び抜けていなければ、そのカテゴリーに専念する必要はない。毎週末異なった分野のレースで力を見せれば良いということだ」

「もし誰かがF1で僕を打ち負かすようなことがあったら、僕はF1に専念する。なぜならF1でトップでいたいし、自分を高めたいから。でも、今のF1では誰も僕を打ち負かす奴はいない」

 2週連続で日本でのレースを走るアロンソ。次にアロンソが日本で走るのはいつか?

「さあね。WECを続けるならまた走るし、F1だって続けるかもしれない。今回が最後だということはないと思うよ。また走りに来る。来年のことはまだ決定していない」

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(motorsport.com 日本版 赤井邦彦)

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