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スポーツ 2018.10.12

今季躍進のザウバー、バスール代表「大切なのは”挑戦”する気持ちを忘れないこと」

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 今季躍進を見せるザウバー。ここ数年、厳しいシーズンを過ごしてきたザウバーは、今季も開幕直後こそ苦戦を強いられたものの、中盤戦以降はめきめきと調子を上げ、今では予選Q3進出の常連になりつつある。

 そのザウバーを率いるのは、フレデリック・バスールである。かつてルノーでチーム代表を務めていたバスールだが、昨年7月にザウバーに加入。躍進の一翼を担う。

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「F1といっても他のモータースポーツと変わるところはない。組織が大きいこと、優れたエンジニアがいること、最高のドライバーが揃っていることはF1の特徴だが、だからといって他のモータースポーツとやってることは基本的に同じだ。大切なのは挑戦をする気持ちを忘れないことだ」

 F1に臨む姿勢について、バスール代表はそう答えた。ただ、ルノーに在籍していた時は、メーカー直系のチームであったために苦労したという。その反面、独立系チームであるザウバーでは、ノビノビと仕事できているようだ。

「ザウバーに来て、ルノーにいた頃とは違った意味でやる気を感じている。チームのスピリットは高いし、全員モチベーションは高いので、充実した時間を過ごしている。F3やF2チームと同じようなやる気を感じている。レースに行くチームだけでなく、ファクトリーの全員が同じ気持ちでレースに対してやる気を持ってくれていることで、その点では私は満足している」

「ルノーにいたときはワークス・チームの人間としての立場で仕事をしていたが、いまひとつフレキシブルではなかった。ザウバーはフェラーリのエンジンを使用してはいるが、マニュファクチャラー・チームではないので、自由度はより高い。ザウバーはルノーに比べると小さなチームだが、その強みを活かすことが出来る。決定の速さ、フレキシブルであること、方向転換の速さなどだ。大きなバックアップはないが、自由であることはこの上ない強みだ」

「ルノーを離れたのは意見が合わなかっただけだ。同じ目的に向かっているのにノートの違うページを開いていた。F1を成功させるには完全にコミットしなくてはいけないが、ルノーではそれをやらせてもらわなかった。とにかく意見の衝突が多く、仕事を楽しむことが出来なかった。楽しめない仕事は辞めた方がいい。同じ考えで働けないならその会社から出て行くのが良策だ」

 本来ならば、今季のザウバーは、ホンダのパワーユニットを使うはずだった。しかしバスールが代表に就任した直後にこの契約を破棄。フェラーリのパワーユニットを使うことを決めた。

「私がザウバーに加入した時には、チームはホンダと話をしていた。2017年のことだ。しかし、1週間でホンダとはやらないことを決めた。エンジンのパフォーマンス不足も理由のひとつだが、最大の理由はギヤボックスだ。我々はその当時、マクラーレンのギヤボッタスを使うことになっていた。しかしホンダは2017年限りでマクラーレンと別れる可能性があり、18年にはマクラーレンのギヤボッタスは使えない可能性があった。そうなると我々は難しい状況になる。それでホンダの話を断った」

 ホンダとの契約を破棄したバスールは、フェラーリのパワーユニットを手に入れることができた。そして同時にアルファロメオとの契約も結んだ。

「ホンダとの話が立ち消えてすぐにフェラーリと話し、再びそのエンジンを使う事になった。エンジンに関してはフェラーリからの供給だが、同時にアルファロメオとコマーシャル契約を結んで支援を得られることになった。フェラーリもアルファロメオもFCA(フィアット・クライスラー・アルファロメオ)グループの傘下にあるが、実はフェラーリはFCAグループとは別株式(連結ではない)になっており、実質的には別の会社ということだ。だから、フェラーリ・エンジンを使っているからアルファロメオが着いたとか、アルファロメオが着いているからフェラーリ・エンジンに決まったということではない。ただ、アルファロメオから技術的な支援ももらっている」

 さらにバスール代表は、現在のザウバーは、フェラーリの”Bチーム”的な存在ではないと語る。

「ザウバーに加入して1年が経つが、地道な仕事をしてきたおかげでチームの力は向上してきた。チームが強くなるのに近道はない。全ての部署を効率的に働けるように変えることはもちろん、レースの作戦を精査するのは勿論、スポンサー、パートナーとの関係など全ての面でことがスムーズに動くようにする。それがチームを好成績に結びつける」

「ハッキリさせておきたいのは、エンジン供給を受けていても、ザウバーはフェラーリのアンテナチームという位置付けではない。フェラーリとの契約はエンジンとギヤボックスの供給だけ。フェラーリにとれば第2チームがあるということはデータの収集などで大いに助かるはずで、その点では我々は少しは協力していると言えるかもしれない。もちろんフェラーリからの情報も重要で、我々が強いチームになるにはそれが必要だ」

 来季のザウバーのドライバーラインアップは、完全に一新されることになる。今季躍進の立役者ともなったシャルル・ルクレールは来季フェラーリに抜擢され、代わりにキミ・ライコネンがフェラーリからやってくるのだ。

「ドライバーに関しては、シャルル・ルクレールが来年はフェラーリに行くが、彼ならフェラーリでも十分通用すると思う。彼を育て上げたとまでは言わないが、彼がここまで成長してくれたことは我々も嬉しい。彼がいなくなるが代わりにやってくるキミ・ライコネンに関しては説明は不要だろう。彼がザウバーに帰ってきてくれることでチームが今以上に戦闘力を増すことに期待している」

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(motorsport.com 日本版 赤井邦彦)

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