シーズン前半は中団チームのトップを争う位置に立っていたルノー。しかし最近はフォースインディアやハースといったライバルに押され気味だ。カルロス・サインツJr.はこの失速について、パワーユニット(PU)の開発が止まっていることが大きな理由だと考えている。
ルノーはスペックCと呼ばれる仕様のPUを用意しており、実際にレッドブルがこれを使用。イタリアGPとシンガポールGPではパフォーマンス向上が認められたものの、ルノー自身は信頼性におけるリスクを理由に、スペックCを使用していない。どうやら使用する燃料メーカーによって信頼性のリスクが異なり、エクソンモービル製の燃料を使用するレッドブルには信頼性の問題が起きづらく、BP/カストロール製の燃料を使うルノーは導入に踏み切れていないようだ。
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サインツJr.は、ルノーがシャシー性能で苦しんでいる部分もあると認めながらも「おそらくエンジンの面で大きく後退していると思う」とmotorsport.comに語った。
「僕たちは、フェラーリとメルセデスがこの1年を通してこれほど大きな前進を果たすとは予想していなかった」
「おそらくスペックBで十分戦えるだろうと僕たちは思っていたけど、現時点でそれでは不十分だということが分かった」
「シャシーに関してはアップデートを持ち込んでいるから、それほど悪くはないと思うけど、トップスピードという点では望んでいた位置にはいない」
ではルノーは、パワーが向上しているというレッドブルのお墨付きがあるスペックCのPUを次に使用するのだろうか? そう訊くとサインツJr.はそれを否定した。
「信頼性が伴っていないのであれば、その答えはノーだ」
「チームは、僕たちが使っている燃料を使用した場合、十分な信頼性を得られないと確信している。だから、チームの決断がどうであれ、僕はそれを完全に支持する」
「僕たちに必要なのは、もっと多くのパワーだ。理由が何であれ、僕たちはそれを得られていない。日本GPの予選でQ3に進みたいと思うなら、もっとパワーが必要だった」
「鈴鹿では、ホンダにはそれが可能だということが示されていたんだ」
サインツJr.は、他のチームがより大きな前進を果たした理由を正確に理解するために、最近起こったことをより深く分析する必要があると考えているようだ。
「1年を通して、全てのチームは激しい開発競争をしてきたと思う」
「僕も、チームが毎レース新たなパーツを持ち込むために多くの努力をしているのを見てきた。僕たちは1年を通して多くのパーツを持ち込んできたけど、コース上でのパフォーマンスという意味では、他のチームほど成果を挙げられていないのかもしれない」
「それがなぜかを考え、分析する必要がある。僕たちは、全てのレースでQ3進出を争えるようなポジションからは遠すぎるんだ」
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