坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が残り5戦を残してシリーズチャンピオンを決めた2018年の全日本F3選手権。坪井のチームメイトであり、チャンピオン争いではライバル関係にあった宮田莉朋は自身の足りないものが明確になったシーズンだったと語った。
今シーズンは開幕戦鈴鹿でポールポジションを奪うなど、常に坪井を脅かすパフォーマンスをみせた宮田。第6戦富士と第7戦岡山と連勝したが、常に坪井が予選から一歩リードされ続け、残り5レースを残した状態でチャンピオンは決着した。
「タイトルを逃せば将来はない」坪井翔、覚悟の3年目に悲願の戴冠
坪井との王座争いを振り返った宮田は、悔しいながらも“自分の力不足”があったとして、今シーズンの結果に納得していた。
「正直(今年の結果は)、予想通りといえば予想通りです。自分の中で足りないものが出たシーズンでした。開幕戦では速さはあったけど、スタートで失敗してしまったり、(5月の)SUGOと富士に関しては速さがあまりなかったです。第6戦で優勝できたとは言っても、たまたまた向こう(坪井)が失敗したからというのが大きかっただけなので、そういった部分で実力が足りない状態でした」
「悔しいは悔しいですが、自分の経験でまだまだ足りないものが明確になりました。個人的には(毎レース)僅差で負けてしまったというよりは、毎回課題が残ったチャンピオン争いでした」
今シーズンのほとんどのレースで優勝か2位を獲得している宮田。しかし、9月の岡山大会など雨となってしまったレースでは表彰台を逃すこともあった。
雨での力不足がチャンピオン争いの早期決着を生んだ要因でもあり、自身の今の課題だという。
「ドライでは着実にポールポジションを獲得できる速さを出せるところまで成長できたと思います。ただ、ウエットコンディションでとんでもなく遅かったです。もうちょっと速く走れていれば、チャンピオン争いももう少し粘れていたと思います」
「常にワンツーで終えていれば、こんな状況(残り5戦を残してのタイトル決定)ではなかったと思いますが、雨のレースで向こうが勝って自分が5位になったりしていたことが多かったので、雨での速さがなかったのが一番の課題ですね」
先日4レースが行われたSUGO大会でもウエットコンディションで苦戦。第17戦ではスタートで出遅れてしまい4位。第9戦は2位こそ死守したが優勝した坪井に8.7秒も引き離される結果となってしまった。
「ここ数大会を振り返って、いいフィーリングを得られる場面はありましたが、継続して続けられていないですし、いい状況にどうやって持っていけばいいのか?という部分がまだ見つかっていません。今回フィーリングがダメだった中でも、ドライビングでカバーできるように色々試せたことがあるので、それを富士のレースウィークに活かしていければなと思います」
第9戦を終えた後に、そう語った宮田。最終ラウンドは自身も得意とする富士スピードウェイでの2連戦。来シーズンにつなげる意味でも、王者となった坪井に一矢報いるような走りを期待したいところだ。
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