メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPでの自身のポールポジションラップを、本当に驚いているという。
メルセデスは、V6ターボ・ハイブリッドパワーユニット時代一貫して、シンガポールで苦労してきた。実際今年のフリー走行でも、フェラーリ勢の前に遅れをとっていた。
【動画】F1第15戦シンガポールGP予選、ハミルトンPPアタックオンボードカメラ映像
しかしハミルトンは、予選Q3でスーパーラップを決める。1分36秒015というタイムを計測し、ポールポジションを獲得したのだ。タイトル争いのライバルであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は3番手だった。
「厳しい予選だった」
そうハミルトンは語った。
「でもそのラップは、魔法みたいだった。どこからそれを得ることができたのか、僕には本当に分からないんだ」
フリー走行3回目でフェラーリに0.5秒の差をつけられた後、ハミルトンは「少し神経質になった」状態で予選に臨んだという。
「0.5秒をどうやっても見つけることができないと思っていた」
「最後のセッションでは、すべての要素を引き出し、完璧なパズルを組み立てようとした。でもそれは、99%はうまくいかない」
「でもそのラップでは、僕はホイールスピンしなかった。危ないこともなかったし、マシンはただ、僕の下にあった。ほとんどのコーナーで、最大限のモノを引き出すことができた」
「もっとうまくできたかもしれないというところを、思い出すことができない」
「2回目のラップでは、もう少し引き出そうとした。ブレーキを約0.5m遅らせたんだ。でもそれは少しやりすぎで、マシンにはそういう余裕はなかった」
「1周目のアタックでは、可能な限りすべてのことを手にできたと感じている」
ハミルトンとボッタスは、ウルトラソフトでQ1を突破しようとした。しかし、ライバルが履いたハイパーソフトタイヤのパフォーマンスは抜きん出ており、結局これは叶わなかった。
「ドライバーたちはここでも、ここ以外でも、少しでもパフォーマンスを引き出すために全開にしている」
「僕らは、ここでフェラーリやレッドブルに打ち勝つのは非常に難しいと分かっていた」
「状況を考えれば、ここでポールポジションを獲れたのは信じられない」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ハミルトンのアタックを「私がこれまでに見た中で最も素晴らしい1周」だったと称賛し、「夢のようだった」と語った。チームメイトのボッタスは、0.687秒遅れの4番手だったのだ。
「ブラックリーとブリックワースのファクトリーに感謝している」
ウルフはチャンネル4に語った。
「彼らは、このシンガポールで競争力を発揮する素晴らしい仕事をしてくれた。誰がこんなことを考えただろうか?」
「この数年で、シンガポールのサーキットを征服できたのは、初めてのことだ」
「私はこの結果に大喜びしている。レースの結果がどうであれ、我々はクルマが必要とするものの理解を、一歩踏み出すことができた。それが、私を満足させたんだ」
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