MotoGPサンマリノGPのMoto2クラス決勝で、走行中のライバル車のブレーキレバーを掴み、失格処分を受けたロマノ・フェナティ。彼は自身の行いについて、スポーツ界全体に謝罪すると声明を発表した。
フェナティは、レース中にポジションを争っていたステファノ・マンツィ(フォワード・レーシング・チーム)に接触され大きくコースオフしてしまった。これに対してフェナティは怒りを爆発させ、バックストレートを走行中のマンツィに並びかけ、マンツィのブレーキレバーを不意に掴むという、大事故に発展しかねない危険行為に及んだ。
フェナティ、Moto2サンマリノ戦での危険行為の”高額な”代償。チーム解雇、来季の契約も解除
この行為により、フェナティはレース失格。さらに2レース出場禁止処分を科された。愚かな行為による代償はそれだけに留まらず、フェナティが所属するマリネッリ・スナイパーズ・チームは彼の解雇を発表。来季の契約を結んでいたフォワード・レーシング・チームも契約を破棄した。
フェナティは自身のウェブサイトを通じて謝罪声明を発表した。
「全スポーツ界に謝罪する」
「今朝、クリアにものが考えられる状態で、全てが悪い夢であることを願った」
「あの瞬間のことを思い返し、とんでもないことをしてしまった……と思う」
「僕はあんな人間ではないんだ! 本来ならば、レースを終えてからレースディレクションへ行き、その前の一件についてきちんと裁定してもらおうとしただろう」
「(マンツィの)挑発に乗ってしまうべきではなかった。僕への批判は正しいものだし、僕に対する憎しみも理解できる」
「僕のことを信じてくれていたみんなに、僕の行動に傷ついた皆さんに謝罪したい。僕とスポーツに対する恐ろしいイメージが残ってしまった」
フェナティは3年前のMoto3時代に、ニコラス・アヨに蹴りを入れた”前科”があるが、彼は「そんな人物ではない」と付け加え、「僕をよく知ってくれている人は分かってくれる!」と述べた。
「これまでのキャリアで、僕は常に良いライダーだった。(Moto3に参戦していた)昨シーズンは、そういったペナルティを受けなかったごく少数のライダーのうちの1人なんだ」
「誰かの命を危険に晒したことは全くなかった。逆に、トラック上に危険なライディングスタイルの選手がいると、常に主張してきたんだ」
フェナティはレース後に、インシデントの前にマンツィから複数回接触を受けていたと『モビスター』に語っており、声明の終盤でマンツィを批判した。
「残念なことに、確かに僕はカッとなりやすいタイプだ。でも、自分と同じようなライダーを傷つけようとしたわけではない」
「ただ、それまでに彼(マンツィ)が僕にしてきたことが危険なことなんだと分からせたかった。僕に対してやったような行為を、僕だってやり返せるんだと分からせたかっただけだ!」
「自分のことを正当化したいわけではないし、僕の行動が擁護しようがないものだったということは良く分かっている。僕はただ、皆さんに謝りたいだけだ」
「これからじっくりと反省し、自分の考えをはっきりさせる時間が今はある」
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