明日から始まるスーパーフォーミュラ第6戦を前に、岡山国際サーキットで専有走行が行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1分14秒444でトップタイムを記録した。
当初は雨になるのではないかと言われていた今日のセッションだが、朝からドライコンディションとなり、蒸し暑さを感じるほど。今回は通常より早い、12時40分から1時間のセッションが行われた。
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セッション前、真っ先にピット出口に並んだのは福住仁嶺(TEAM MUGEN)。先週までのFIA F2から、またスーパーフォーミュラでの感覚を思い出すかのように、積極的に周回を重ねていた。
天気予報で明日以降は雨の予報が出ていることもあってか、この日のうちに様々なデータ収集を行おうとするマシンが多く、セッション序盤からロングランを行うマシンがほとんどだった。その中でも山本尚貴(TEAM MUGEN)はセッション開始時からソフトタイヤを装着してコースイン。まず1分16秒701をマークしトップに立った。
これに続いてミディアムタイヤを履く塚越広大(REAL RACING)が1分16秒404を記録すると、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が1分16秒265でトップに浮上。その後も各ドライバーが続々とタイムを更新していった。
山本がソフトタイヤでコースインしたのを皮切りに、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らがソフトタイヤでコースイン。このうち小林が、開始25分のところで1分14秒664を出しトップに浮上した。
セッション後半は、それぞれがタイムアタックを想定した走行を繰り返すマシンもいれば、決勝を見据えてロングランをするマシンもいた。その中でも注目だったのは山本でソフトタイヤで25周ものロングランを行い、ラップタイムやタイヤの状況などを確認していた。
残り8分を切ると、予選のアタックの想定して、ほとんどのマシンがソフトタイヤでコースイン。一気にタイムを上げていく。ここでトップに躍り出たのが石浦。1分14秒444を叩き出し、再びトップに躍り出た。そこに迫る走りを見せたのが千代勝正(B-Max Racing Team)で、トップに0.067秒差に迫る1分14秒511を記録し2番手につけた。3番手には、昨年の岡山ラウンドを制している関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分14秒547で続き、ここでチェッカーフラッグ。石浦が金曜日セッションでトップとなった。
ランキング首位のニック・キャシディ(KONDO RACING)は1分15秒732で12番手。ロングランを中心に行なっていた山本は最終的にミディアムタイヤで自己ベストタイムを記録し16番手だった。ただ、全体的に決勝を見据えた走行をしているチームやドライバーが多く、通常なら金曜日はソフトタイヤを温存する傾向にあったが、今回は積極的に使用しているドライバーが非常に多かった。
これで、明日が天気予報通り雨になると、また違った勢力図になりそうだ。
【金曜日専有走行:タイム結果】
1. 石浦宏明(JMS P.MU / CERUMO・INGING)/1:14.444
2. 千代勝正(B-Max Racing team)/1:14.511
3. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:14.547
4. 国本雄資(JMS P.MU / CERUMO・INGING)/1:14.566
5. 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)/1:14.664
6. ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:14.698
7. 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:15.002
8. 伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING)/1:15.129
9. ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)/1:15.403
10. 山下健太(KONDO RACING)/1:15.496
11. 福住仁嶺(TEAM MUGEN)/1:15.649
12. ニック・キャシディ(KONDO RACING)/1:15.732
13. 塚越広大(REAL RACING)/1:15.840
14. 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/1:15.953
15. 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/1:16.081
16. 山本尚貴(TEAM MUGEN)/1:16.308
17. 大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1:16.455
18. 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)/1:16.701
19.トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)/1:16.712
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