ジェンソン・バトンは、来季マクラーレンに移籍するカルロス・サインツJr.について、チームがすぐに現在の苦境から脱することを期待するべきではなく、それを辛抱強く待たなければならないと語った。
名門チームであるマクラーレンは今、苦境の真っ只中にいる。チームが最後に優勝を挙げたのは、2012年の最終戦ブラジルGP。その際にポディウムの真ん中に立ったのがバトンだ。
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2016年にレギュラードライバーを降りたバトンは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として、2017年モナコGPに参戦したのを最後にF1を離れている。
マクラーレンは2015年にF1復帰したホンダと提携したが、伝説のタッグが光を放つことはなく、3シーズンに渡って苦戦が続いた。2018年からはルノー製のパワーユニットを搭載することになり、チームは復活を期待していたものの、シーズン前半戦を終えてコンストラクターズランキング7位となっている。
さらに来季は、チームが獲得したポイントのうち大部分を稼ぎ出していた大黒柱、フェルナンド・アロンソがいなくなる。彼の後任には、ダニエル・リカルド(現レッドブル)の電撃移籍によってルノーのシートを失う形となった、サインツJr.が加入することになっている。
サインツJr.のマクラーレン加入について訊かれたバトンは「それは素晴らしい。でも、それはステップアップなんだろうか?」と答えた。
「彼は今年、ルノーのワークスチームでレースをしていて、とても良いパフォーマンスを見せている。そんな中でマクラーレンに移籍するのが、適切なことなのかどうか、僕には分からない」
「ダニエルが移籍してくるので、ルノーからレースに出るという選択肢はなかったのだと思うし、判断としては正しいと思う」
バトンは、マクラーレンがかつての栄光を取り戻すためには時間が必要だと考えているため、サインツJr.が難題に直面することになると予想している。
「来年、マクラーレンのペースが一気に好転するとは思わない。チームはかなり後退してしまっているから、難しいだろう」とバトンは話す。
「マクラーレンは巨大なチームであり、何度も世界チャンピオンに輝いたチームだ。いつかはカムバックすることができるはずだ」
「だけど、もう少し時間がかかると僕は思う。彼(サインツJr.)はその間に努力して立場を確立し、自分の意見を言えるようにならなければならない。うまくいけば、マシンを前進させることができるはずだ」
またバトンは、アロンソの後任としてサインツJr.は高い期待に応えなければならないだろうと話した。
「チームを離れるフェルナンドは、自分が何をしなければならないか分かっていた。毎週末マシンからベストを引き出していた」
「彼の後に続くのは難しいことだが、彼らが(サインツJr.に)価値があると思っていなければ、こんな選択をしないだろう」
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