MotoGP第11戦オーストリアGPMoto3クラスの決勝レースが行われ、マルコ・ベッツェッキが優勝を果たした。
ポールポジションにつけたのはマルコ・ベッツェッキ(Redox PruestelGP)。自身初のポールポジションである。しかし2番手には怪我からの復帰初戦となるホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)がつけている。
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ベッツェッキは無難にホールショットを決めるが、マルティンはスタートでアルベルト・アレナス(Angel Nieto Team Moto3)に先行を許してしまう。しかしマルティンはターン3までに2番手の座を奪い返し、逆にアレナスはガブリエル・ロドリゴ(RBA BOE Skull Rider)に抜かれて4番手で1周目を終える。この4台が、隊列から抜け出す形でレースが始まった。
この上位4台のうち2~4番手が激しくバトルをする間に、一時は遅れた5番手以下のライダーたちが追いつき始め、長い隊列となった。その間、当初3番手を走っていたロドリゴがバランスを崩すなどして、大きく順位を落とすシーンもあった。
レース序盤、ポジションを大きく上げたのは佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)である。佐々木は18番グリッドスタートだったが、10周目を迎える頃には11番手までポジションアップして見せた。
上位集団はベッツェッキ、ハウメ・マシア(Bester Capital Dubai)、マルティン、アレナスのラインアップとなり、再び5番手以下を引き離していく。ただこの4台は激しいバトル状態である。
5番手以下の集団では、予選がうまくいかなかった有力ライダー勢がポジションを上げ、ロレンツォ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)、エネア・バステアニーニ(Leopard Racing)、ファビオ・ディ・ギャナントニオ(Del Conca Gresini Moto3)らが引っ張る形となる。
残り10周を切ったところから、マルティン、アレナス、マシアの3台による激しい2番手争いが始まる。しかしこの間にベッツェッキが逃げ、5番手以下が接近することとなった。
ただ、残り7周というところでマルティンがこの2番手争いを制すると、ペースを上げて前を行くベッツェッキ追撃体制をとる。
残り3周、マルティンがついに先頭に浮上。しかしベッツェッキも諦めず、すぐさま抜き返して首位のポジションを確保する。また後方集団からはバステアニーニとダラ・ポルタのLeopard Racing勢2台が抜け出し、先頭グループとの差を詰め、残り2周というところで完全に追いつく形となった。
最終ラップ、ベッツェッキがラストスパートをかけて集団から抜け出す一方、マルティンはマシアに抜かれ3番手に落ちた。さらに後方から追い上げたバステアニーニもマルティンを抜いた。
ベッツェッキが結局逃げ切ってポール・トゥ・ウインを達成。最終ラップの最終コーナーでは2番手を走っていたマシアがコースオフし、ポジションを落としてしまった。結局2位バステアニーニ、3位マルティン、4位アレナスという順位となった。
また最終ラップで魅せたのは佐々木。その直前に9番手まで上げていた佐々木だが、一気に2台を交わし、7位でのフィニッシュとなった。鳥羽海渡(Honda Team Asia)が16位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が18位、小椋藍(Asia Talent Team)が20位、真崎一輝(RBA BOE Skull Rider)は21位でのフィニッシュとなった。
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