メルセデスのルイス・ハミルトンは、イギリスGPを最後尾から2位まで追い上げた。レース後、彼は立ち上がるにも苦労するほど疲れ切ってしまったと明かした。
ハミルトンは、母国GP6勝目を目指してポールポジションを獲得したものの、スタートでは出遅れてしまい、3番手に落ちた。その後、3コーナーのブレーキングでタイヤをロックさせたキミ・ライコネン(フェラーリ)と接触。スピンを喫し最後尾まで後退した。
ニキ・ラウダ、再び起きたフェラーリのメルセデス”撃墜”に不満「不公平で面白くない」|F1イギリスGP
そこからハミルトンは猛追を開始、次々とポジションを上げていった。セーフティカー中にステイアウトするという決断も功を奏し、2位でレースを終えた。
しかしレース後、マシンを降りたハミルトンはインタビューにも答えず、表彰式の控え室へ。トップ3が揃った控え室では、ハミルトンとライコネンの間には緊迫した空気が流れているように見えた。
その雰囲気は、1周目の接触のせいだったのかと聞かれたハミルトンは「違う、全く違う」と否定した。
「レースを座って見ているのは気楽だろう。でも僕はそのレースで汗をかいているんだ。僕は全力でプッシュしていた。100%、いや1000%の力を出していた」
「僕は、自分が持っていたエネルギーの全てを注いだ。レース後は、何も残っていなかったんだ」
「観客はマシンから降りたドライバーが手を振り、笑顔を見せることを期待しているんだ。僕は自分にできる限りのことをした。僕は立っているのにも苦労していた。だからそれは、フィジカルが理由なんだ」
「レースをリードし、ペースをコントロールしているのとは違う。僕は最後尾から追い上げたんだ。だからその時、僕にできることは深呼吸をすること以外にあまりなかったんだ。キミとは何も問題ないよ」
ハミルトンとタイトルを争うライバルで、イギリスGP優勝を飾ったセバスチャン・ベッテルも、週末にフィジカル的な問題を抱えたひとりだ。ベッテルは、土曜日のフリー走行で首に違和感を感じて走行を中断。予選に出走できるかも分からないと心配していたものの、首にテーピングを施し2番グリッドを獲得した。
ピットから決勝グリッドに向かう際にも首の痛みを心配していた彼だが、レコノサンスラップを終えた後、予選時に問題に対処するために装着していたヘッドレストのパッドを外し、無事にレースを完了した。
「グリッドへのラップでは感触が良かったので、パッドを取り除いた」とベッテルは語った。
「予選はそれほど楽しいものじゃなかった。昨日はコーナーで頭を預けて、首を休めるためのパッドをつけていたけど、レースでは必要なかった。感触は良かったし、レースでは問題なかった」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?