メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、イギリスGP決勝を4番手からスタートするバルテリ・ボッタスのポジションをあげ、フェラーリの脅威を退けるため、2台のマシンの戦略を分けるかもしれないと話した。
イギリスGPの予選では、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得したメルセデス。しかし2番手、3番手を獲得したフェラーリの2台との差は0.1秒以内の接戦だった。一方、ボッタスはアタックラップでミスもあり4番手だった。
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ここ最近のレースを比べて、レッドブル勢はメルセデスとフェラーリに遅れを取っていると考えられるため、メルセデスは”対フェラーリ”に集中することができるかもしれない。
「我々は全力で攻めることになるだろう」とウルフは語った。
「その一環として、攻撃的にいくために2台の戦略を分ける可能性も十分ある」
「私は、ルイスがリードを保つことができると思っている。ここはシルバーストンだ。それがルイスの力になる。だがもし、スタートやオープニングラップでオーバーテイクされた場合、言うまでもなく全てのことがよりトリッキーになる」
ボッタスも自身がフェラーリ勢をパスするためには、チームとして何かを仕掛けていかなければならないと、ウルフのコメントに同意した。
「間違いなく、”道”を見つける必要がある」
「いまや、全てのレースでフェラーリよりも多くのポイントを獲得することが非常に重要になってくるだろう。僕自身にとってもそうだ。僕はドライバーズランキングで6位に留まっている。だからもっと多くのポイントを獲っていく必要がある」
「ルイスにとっては、良いスタートができればその後は分かりやすいレースになると思うが、どうなるか見てみよう」
路面が再舗装されたシルバーストンには、トレッドが通常よりも0.4mm薄いタイヤが持ち込まれている。同じくこのタイヤが持ち込まれたスペインGPやフランスGPではハミルトンが優勝を飾っており、メルセデスにとって有利に働く要素だとも考えられている。
ボッタスも、タイヤの面で最も強力なライバルであるフェラーリに対して、タイヤの面でメルセデスの方が有利な立場に立っていると示唆した。
「僕たちは、彼ら(フェラーリ)がブリスターに苦しんでいるのを見た。僕たちには起きていない」
「でも、日曜日はまた新しい1日だ。僕たちも、フリー走行の時より長いスティントを走ることになる。だからまだ分からないことはたくさんある」
「フェラーリと僅差のレースになるだろう。だから、オーバーヒートやブリスターを起こさず、本当にうまくタイヤを管理できるかがかなり重要になってくるだろう」
オーストリアGPではブリスターに悩まされたメルセデスだが、今回はそうはならないとウルフは考えている。しかし、ハミルトンが先頭に立ってレースペースをコントロールし、タイヤを守ることが重要だと強調した。
「熱は、我々のマシンが好むところではない」と彼は認めた。
「FP3と予選では、路面温度が10度高くなり、パフォーマンスにも違いが見れられた」
「決勝も同じような傾向だと思われるので、全てのマシンにとって難しい状況となるだろう。フェラーリにはブリスターが発生し、ロングランもそれほど良くなかった。我々の方が少し良かった」
「1周目をどのポジションで終えるか、前からレースをコントロールできるのか、それともアタックをしなければならないか次第になるだろう。アタックをしなければならない瞬間は、レースをリードしているマシンよりも、タイヤの性能劣化やブリスター発生の脅威が明らかに高くなる」
「オーストリアでのレッドブルを見れば分かるだろう。レースをリードしていたマックス(フェルスタッペン)がペースを管理し、何も問題はなかった。アタックをしていた同じマシン(ダニエル・リカルド)は、ひどいブリスターに見舞われていた」
「前でペースをコントロールできれば、全てが簡単になる」
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