トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、イギリスGPのフリー走行3回目(FP3)で走行中に突如左フロントサスペンションが大破し、コントロールを失うという信じられないような事故に遭遇した。
マシンはこの事故により大ダメージを負い、モノコック交換をする必要に迫られた。そのためハートレーは予選にも出走することができず、決勝をピットレーンからスタートすることになる予定だ。
【動画】ハートレーのクラッシュシーンも……F1第10戦イギリスGP フリー走行3回目ハイライト
不運と言ってもいい事象が続くハートレー。しかし本人は、あくまでポジティブである。
「僕は運や迷信を信じるわけじゃないけど、僕のせいじゃない、一連の不運な出来事があった。今回の件は、明らかに僕がコントロールできるようなものじゃなかった。もどかしいよ」
そう語るハートレーは、決勝での巻き返しを使う。
「昨日はデータの収集に費やした。そして今日は、最初のふたつのコーナーをクリアした段階で、すでに昨日よりも0.3秒も速かった。マシンは、昨日に比べて良いステップを踏んだと感じていたんだ」
「僕らは予選で強いわけじゃないということをピエール(ガスリー)が示したけど、予選を欠場しなければならなかったのは大きな失望だった。先週のうまくいかなかった日曜日の後は特にね」
「ポジティブなのは、オーストリアでのレースペースが非常に良かったこと、そしてタイヤをマネジメントするのが非常に重要だと言うことだ」
「オーストリアでは、後方からのスタートでも、入賞するチャンスがあった。だから、今週も楽観的に考えている」
「しかし、予選はテレビで見るよりも、実際に走りたいと思った。残念だったのは否定できない」
サスペンションのトラブルに見舞われた時の状況について、ハートレーは次のように説明した。
「突然のことだった。何の警告もなかったんだ。縁石にぶつけたわけでもないし、事前に振動もなかった」
そうハートレーは振り返る。
「ブレーキを踏んだ瞬間に、サスペンションにとても大きな力がかかった。その時、何かが壊れたんだ。僕は何とかマシンをコントロールしようとした。できるだけ減速しようと思ったけど、すごく強くウォールに当たってしまった」
サスペンションが壊れた原因についてハートレーは今も不明だと語るが、その原因究明はスタッフに任せるという。
「大きなダメージがあった。でも、分析するためのたくさんのカメラによる映像があるので、それは良いニュースだ。正確に何が壊れたのかを診断するには、とても適している」
「事故の被害が多い時には、何が壊れたかを理解するのが難しいこともある。でも、原因を分析するのは僕の仕事じゃない。みんなを信頼しなきゃいけない」
今回のアクシデントは、決勝レースに影響を及ぼすことはないと、ハートレーは断言する。
「明日の僕に、影響することはない。今年はいくつかクラッシュがあったから、それから戻る方法を知っているんだ」
「僕は、人生の中でも大きいと言えるクラッシュを、今年いくつか経験した。でも、いくつかは僕がコントロールできるようなモノではなかった。モナコ、モントリオール、ここの3つは特にね。本当に何もできなかったんだ」
「その上、オーストリアでも完走することができなかった。不運なレースがいくつかあったけど、僕の心は折れていない。僕は明日に集中しているし、楽観的なママでいる」
「オーストリアでは、ポイントを獲得できるだけのペースがあった。そして今回の決勝に向けては、戦略とタイヤの寿命が鍵になると思う。天候が急変することはないけど、高い気温が重要になると思う」
「とにかく、予選に出られなかったことに苛立っているんだ」
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