FIA F2選手権シルバーストン・ラウンドのレース1が行われ、アレクサンダー・アルボン(DAMS)が優勝を果たした。
前回レッドブルリンク戦に続き、ローリングスタートで始まったシルバーストン・ラウンドのレース1。当然のごとくポールポジションのジョージ・ラッセル(ARTグランプリ)がレースを先導していく。2番手にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)が続く。
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1周目、3番手を走るアントニオ・フオッコ(チャロウズ)が無線で”パワーがない”と訴えるが、それほど悪くないペースで前を行く2台を追走していく。
レース序盤、激しいバトルを繰り広げたのは、アルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)とアージュン・マイニ(トライデント)。7番手争いである。しかし、4周目のターン6で、アウト側からマイニがズバリとオーバーテイク完了。ポジションを奪う。マイニは続く5周目にはランド・ノリス(カーリン)も交わして6番手に浮上する。
6周目を走りきったところで、各車が一気にピットイン。ラッセル、アルボンら10台がタイヤを交換する。
ただここでラッセルは痛恨のタイムロス。左フロントタイヤの交換に手間取り、アルボンに先行を許してしまう。しかもラッセルは、ピットレーンでスピード違反を犯してしまい、5秒のタイムペナルティを科せられてしまう。チームメイトのジャック・エイトケンも同様だ。
7周目を走りきったところでルイス・デレトラ(チャロウズ)、マイニ、ノリスらがピットに入る。福住仁嶺(アーデン)もここでピットインである。ただ、今度はノリスがエンジンストールを起こし、大幅にタイムロス。最後尾にまで下がってしまう。
8周目にはマルケロフ、ルカ・ギオット(カンポス)がピットインするが、牧野任祐(ロシアン・タイム)はステイアウトを選択。牧野はファステストラップを計測しながら、周回を続けていく。またラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)もステイアウトを選んだ。彼らふたりは、ハードタイヤでスタートしていた。
15周目、20番手を走っていた福住がマシントラブルでコース上でストップ。これでバーチャル・セーフティカー(VSC)が出動する。
牧野はこのタイミングでもステイアウトを選択。しかしこれにより、後続との差が3秒程度縮まってしまう。
17周目、アルボンがタイヤを交換していないボシュングを交わして2番手に浮上する。また、18周目にはセルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)がデレトラを抜いて6番手に浮上した。19周目にはラッセルもボシュングをオーバーテイクする。
20周終了時点で、牧野がついにピットイン。14番手でコースに復帰する。
21周目、ノリスとショーン・ゲラエル(プレマ)が接触。ゲラエルがコース脇にストップしてしまったため、このレース2度目のVSCとなった。
ボシュングは22周目を終了した時点でピットに入った。
24周目、セッテ・カマラがマシン後方から白煙を吹き上げ、スローダウン。マシン後部を燃やし、ストップしてしまう。
ピットストップで後方に下がり、追い上げていた牧野だが、VSCの際に十分な減速をしなかったとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けることとなってしまう。トップ10フィニッシュも見えていただけに、まさに痛恨の判定であった。
レース終盤、2番手をいくラッセルがファステストラップを叩き出してアルボンを追うが、これは叶わず。結局アルボンがバクー以来の今季2勝目を上げた。2位ラッセル、3位フオッコとなった。
ノリスはなんとか10位に入り、1ポイントを獲得。ラッセルが2位に入ったため、チャンピオンシップ争いの差が大きく広がることとなった。
8位にはマキシミリアン・ギュンター(アーデン)が入り、レース2のポールポジションを獲得した。
牧野は結局、5秒加算ペナルティを受け12位。入賞はならなかった。福住はリタイアとなった。
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