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ヨシムラが鈴鹿8耐参戦体制を発表。津田、ギュントーリに加え新たに2名のライダーを招集

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ヨシムラが鈴鹿8耐参戦体制を発表。津田、ギュントーリに加え新たに2名のライダーを招集

 ヨシムラジャパンは29日、7月26~29日にかけて鈴鹿サーキットで開催される2017-2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会の参戦体制を発表した。

 ヨシムラは、6月9日発表の鈴鹿8耐暫定エントリーリストで、全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦ライダーであり、同チームのエースである津田拓也と、2014年スーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオン、シルバン・ギュントーリの2名の起用が明かされており、最後のひとりが誰になるのか注目を集めていた。

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 今回の発表では、津田、ギュントーリに加え、全日本ロードJSB1000クラス参戦ライダーである渡辺一樹と、ブリティッシュスーパーバイク選手権に参戦中のブラッドリー・レイの2名を招集すると明かした。

 ヨシムラは津田、ギュントーリ、一樹、レイのなかから事前テストの結果や体調などを考慮した上で、ベストの3名を選んで鈴鹿8耐本番に挑むという。

「ヨシムラスズキMOTULレーシングチームは第41回目となるFIM世界選手権鈴鹿8時間耐久ロードレースに、スズキMotoGPテストライダーであるシルバン・ギュントーリ、津田拓也の両選手、そして、非常に競争の激しいイギリス選手権スーパーバイククラスで今年既に2勝し、成長著しいブラッドリー・レイ選手、また、全日本選手権に今年からヨシムラスズキMOTULレーシングに加入し、確実にポテンシャルを見せている渡辺一樹選手の4名を招集することになりました」とチームを率いる加藤陽平監督。

「この4人のなかから事前テストの結果や体調などを考慮した上で、ベストな3人をセレクトし、本番に挑むことになりました。今年の8耐では3連覇のヤマハファクトリーに加え、ホンダファクトリーも復活参戦、そしてカワサキからは世界チャンピオンの参戦と、非常に強力で豪華なライバル陣営となりました。我々ヨシムラスズキはライバルチームを倒すべく今まで以上にスズキと強力なタッグを組んで、2年目となるGSX-R1000Rレーサーの速さに磨きをかけて0.1秒、そして更に0.1秒を掴み取るテストを進めています」

「昨年は1周半で転倒してしまい非常に悔しい思いをスズキファン、ヨシムラファンの皆さんにさせてしまいました。今年の8耐では2年分のワクワクと、喜びを応援して頂く全ての皆さんへファクトリーチームへの“挑戦”と、ライダー達の“強さ”、そして素晴らしい“チームワーク”で届ける事を誓います!」

「新型GSX-R1000も全日本のレースを重ねるごとに開発が進んでおり、戦闘力の高い状態で決勝を戦うことが出来るでしょう。8耐に勝つ為にこのGSX-R1000をデビューさせたスズキさんからの期待や、いつも強力に応援して頂いているヨシムラファンの皆さんの期待を背負って、信頼できる3名のライダーとともにチーム一丸となって5回目の勝利に向かって全力疾走したいと思います」

 ヨシムラのライダーとして招集された一樹は「まず歴史あるヨシムラスズキMOTULレーシングのライダーとして鈴鹿8耐のメンバーのひとりとして名を連ねる事ができることを誇りに、そして感謝したいと思います」と次のようにコメント。
「全日本ロードレース前半戦を戦うなかでチームとしての力を直に感じている上で、鈴鹿8耐という世界的に注目を浴びるビッグレースを一緒に戦えるという楽しみな気持ちは日に日に強くなるばかりです」

「どれだけチームのなかで自分が貢献できるのか、推し進めてみなければ見えてこない部分もありますが、チーム全員と力を合わせ優勝を勝ち取るために全力を尽くします」

 ヨシムラ初加入となるレイは21歳のイギリス人ライダー。2017年にビルドベース・スズキに所属しブリティッシュスーパーバイクに参戦。2018年も同チームに所属し、2勝を挙げ現在ランキング2番手につけ、トップのレオン・ハスラムを追っている。また、2018年のSBKイギリスラウンドではワイルドカード参戦し、レース1は14位、レース2は15位と両レースをポイント圏内でフィニッシュした。

「ヨシムラスズキMOTULレーシングから、かの有名な鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦のために召集されて名誉と誇りを感じている」とレイ。

「この8時間耐久レースに参戦するのは初めての経験だが、今からとても楽しみにしているよ。チームメイトには過去に鈴鹿8耐に参戦したことがあり、ヨシムラのことをよく知っているライダーが選ばれているから、彼らと実際にチームを組んで戦うことを楽しみにしている。表彰台の一番上を狙い、チーム一丸となって全力を尽くすよ」

 すでに発表されていた津田とギュントーリも今大会へ向けた意気込みをこう語る。

「レース自体が過酷な環境で行なわれるなか、ライバルチームもどんどん速くなってきているので、(鈴鹿8耐で勝つことは)年々難しくなって来ています。しかし、自分達も昨年より確実にマシンの速さを追求してきました。決勝当日スタートするまでスペックに磨きをかけて良いレースを皆さんに観ていただきたいと思っています」と津田。

 2017年に続き、ヨシムラから継続参戦となったギュントーリは「2017年に初めて鈴鹿8耐に参戦し、忘れられない経験をした。マシンとライダーのレベルは非常に高く、テクニカルなコースと厳しい天候というコンディションは、恐らく世界で最も厳しいレースだと思う。そして我々は、ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム全員の力で困難を乗り越え、最後尾から7位まで追い上げた。今年も、ヨシムラスズキGSX-R1000Rをこの素晴らしい鈴鹿サーキットで再び駆り、昨年の結果を塗り替えるために全力を尽くすよ」と意気込みを語った。

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