レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、シーズン序盤からミスの続いていたマックス・フェルスタッペンを安定させなければならず、また今後も可能な限りのサポートをしなければならないと語った。
今年は何度か代償の大きなミスやクラッシュを喫し、厳しいシーズンスタートを切ったフェルスタッペンだが、カナダGP、フランスGPと2戦連続で表彰台を獲得した。
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そのフランスでは、ドライバーがミスをした際にメディアなどから批判を受けることに対して厳しく反論し、ドライビングスタイルを変えるべきだという主張には意味がないと言及した。
マルコはmotorsport.comに対し、カナダとフランスでのフェルスタッペンのドライブは”抑えたものではあるが、とても速く走れる”ということを証明しており、”リスクを負う気はないものの、縮こまらずに”レースをしていたと話した。
「マックスは自分自分にプレッシャーをかけすぎていることが問題だった」
「彼は上位を走れるマシンに乗っていても、突然ミスをしていた。それも、非常に良いとは言い難いマシンに乗っていた昨年にはなかったようなミスだ」
「我々はあらゆるミスを経験してきた。そして『どのようにマックスを安定させるか?』と考えた」
「今のマックスに期待している。フランスはミスのない素晴らしい週末だった」
またマルコは、フェルスタッペンは”あまりにも多くのものを求めてしまう”時に問題を抱えるのだと述べた。
モナコでは、レッドブルは圧倒的な競争力を持っており、チームメイトのダニエル・リカルドはポール・トゥ・ウィンを飾った。一方フェルスタッペンはFP3でのクラッシュにより予選を走れず最後尾からスタートし、9位でレースを終えた。
フェルスタッペンが十分に速かったということからも、あのクラッシュは不要であったが、彼はより速いタイムを求めていただけだったとマルコは話した。
「あれこそが、彼が学ばなければならないものだ。『3回のフリー走行を全てトップで終えても、チャンピオンシップで勝てない』とね」
「だがその一方で、彼が手に負えない男でよかった」
「彼を落ち着かせるのは、速さがなかったり、アグレッシブでないドライバーを落ち着かせることよりも簡単だ」
またカナダでバルテリ・ボッタス(メルセデス)とホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げたことを例に、マルコは彼が”リスクを負う適切な方法”を見つけたと主張した。
「アグレッシブさとファイティングスピリットのせいで、彼は目立っていた」
「それゆえ私は彼を守ってきたのだ」
最後にマルコは、フェルスタッペンは”とても若く、スポットライトを浴びている”ので、レッドブルは可能な限り彼をサポートすることが必要になると語った。
「オーストリアでは、1万8000人のオランダ人がやってくる。彼はそこに向かうんだ。おそらく2位だったフランスよりも多いだろう」
「彼は母国や(オランダの隣国である)ベルギーではカルト的な立場になる。20歳という歳でそれに対応するのは簡単なことではない」
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