第1回もてぎチャレンジグランプリ開催、敷居の低さが魅力のタイムトライアルイベント

6月16日、栃木県のツインリンクもてぎにおいて、四輪走行会イベント「もてぎチャレンジ グランプリ」が開催された。

もてぎチャレンジグランプリでは、ナンバー付きの車両で参加できるタイムトライアルイベント。当日は排気量別に4グループに分かれ、午前と午後、両セッションでのべストラップを合計したタイムで勝敗が争われた。

このイベントは、TRMC-S（ツインリンクもてぎクラブスポーツ）の会員であれば誰でも参加することができる敷居の低さが魅力で、第1回目となる今回は、SUPER GTで活躍する塚越広大選手をゲストに迎え、プロドライバー直伝の”もてぎ攻略法”も伝授してもらえるなど、通常のサーキットトライアルとはひと味違うイベントになっている。

塚越選手によると「サーキットを走る際は視野を広く、目線を遠くに置くことがポイント」とのことで、ストレートが長いツインリンクもてぎは、立ち上がりを重視するのが速く走る際の鍵になるという。

参加者の1人に話を聞いたところ「クルマを買って1年が経ち、そろそろサーキットを走ってみたいと思っているところにこのイベントを知った。TRMC-Sの会員になるのも講習を受けるだけでハードルが低く、今日は熱でブレーキの効きが悪くなってしまったので、対策を施して次回もまた走りたい」と話してくれた。

参加者の中から抽選で、塚越選手のドライブするシビックタイプRに同乗する機会も用意されており、同乗を終えた参加者は「同じぐらいの馬力のクルマ（インプレッサWRX STI）に乗っているのに、コーナーの進入速度からGまで全てが違う！」と大興奮。もてぎチャレンジグランプリは、ドラテク講習会のほかにも、塚越選手と参加者がマイクロバスに乗り込み、実際にコースを走りながら攻略ポイントやコース解説のレッスンを受けることができるなど、座学と実践の両面からスキルアップを図れるプログラム構成となっている。

参加するために必要なTRMC-Sライセンスは、ツインリンクもてぎだけでなく、手順を踏めば鈴鹿サーキットを走ることも可能。さらに、場内にあるホテルツインリンクの宿泊割引を受けられるなど特典も多い。今回、家族で訪れるファミリーも多く、週末は家族で遊びにきて、お父さんはサーキット走行、子供たちは場内のアトラクションやキャンプ施設で遊ぶなどの楽しみ方もできるだろう。もてぎチャレンジグランプリの第2回は12月15日に開催される予定だ。