LCRホンダのカル・クラッチローは、アメリカズGPの決勝レースでミスを犯したことを認めたが、自分はもはや”6位のライダー”ではないと述べた。
アメリカズGPの決勝レース8周目、クラッチローは5番手のヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)の後ろを走っていた。翌周にはザルコをパスするも、彼はバランスを崩してしまい、ザルコがポジションを戻した。そしてその直後、クラッチローはフロントタイヤのコントロールを失い最終コーナーで転倒してしまった。彼は自力で再度バイクに乗り、19位でレースを終えている。
ロッシ、フロントタイヤに問題を抱え表彰台争えず。ホンダの強さも懸念/MotoGPアメリカズ決勝
このインシデントについてクラッチローは、当時は自分の方が速いとわかっており、これ以上ザルコの後ろで過ごしている余裕はないと考えていたと話した。また、2番手を走れるペースもあったと感じていたという。
「僕は最終コーナーの出口でどうしようもないミスをしてしまった」と彼は誤ちを認めた。
「ターン1の進入でヨハンと並ぶために、バイクを起こそうとしていた。だけどバイクが傾いてしまった時に、スロットルを開けていたのでフロントタイヤがダメになってしまった」
「僕はもう”6位のライダー”ではない。6位に留まっていたくない。今日(日曜日)は6位にも近づけなかったけど、2番手を走れる十分な速さはあった」
「僕はレーサーだ。誰かが前を走っていて、その人が自分よりも遅いとわかったら、その人の周りで走ろうとは思わない」
「僕はザルコを抜いて前に出る必要があった。というのも、彼らは僕の前でギャップを広げることができていなかったんだ。だからかなり楽に前に出られると思っていた」
「次のへレスに向けて、今回のレースでわかったポジティブな点は、僕たちには十分な速さがあったということだ。それについては満足できるだろう。2位でレースを終えていたはずだったけど、僕のミスのせいでそれは叶わなかった」
クラッチローは第2戦アルゼンチンGPで優勝しており、ランキング首位でアメリカズGPを迎えていた。現在は首位から8ポイント差で4位につけている。なおクラッチローとザルコの獲得ポイントは同じであるが、クラッチローには優勝があるため、ランキングでは彼が4位、ザルコが5位となっている。
現在はランキング首位から陥落してしまったクラッチローだが、そのおかげで毎レース表彰台を狙うことに集中できるようになると彼は考えている。
「チャンピオンシップのトップに立ちたくないと言っているのではない。でも、ある意味ではその方が良いのかもしれない。なぜなら、5位か6位でレースを終えるとか、ポイントを獲得するとかチームの求めていることに集中するのではなく、レースの週末を迎えても、週末が終わっても、表彰台のことを考えられるからだ」
「表彰台を追い求めていれば、チャンピオンシップも良い方向に向かうだろう。カタールでは4位だったけど、僕は表彰台を求めていた。アルゼンチンでは優勝できたし、優勝できるとわかっていた」
「(アメリカズGPで)優勝できないと考えていたのではないが、優勝は厳しいだろうと考えていた。でも表彰台を獲得するのは簡単だろうと思っていたし、おそらくそうだっただろう」
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