レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、アメリカズGPの予選時にヤマハのマーベリック・ビニャーレスのアタックを妨害した件について、前を走るアンドレア・イアンノーネ(スズキ)に気を取られていたと話した。
アメリカズGPの予選、ビニャーレスはアタックラップを走行していたが、ターン15で前を走るマルケスに進路を妨害されてしまった。これにより、ビニャーレスはアタック中断を余儀なくされてしまう。その後彼は、マルケスを追い越す際にジェスチャーで怒りを表していた。
第3戦アメリカズGP予選:ビニャーレスが繰り上がりでPP。マルケスはアタック妨害でペナルティ
ビニャーレスは再度アタックをやり直し、マルケスに次ぐ2番手タイムを記録した。しかし予選後、マルケスはビニャーレスのアタックを妨害したとして3グリッド降格ペナルティを受けた。そのためビニャーレスがポールポジション獲得となった。
マルケスは、できるだけ早くビニャーレスの進路から外れようとしていたが、自身の前をゆっくりと走っていたアンドレア・イアンノーネ(スズキ)に気を取られていたため、早めにビニャーレスに気が付くことができなかったと予選後に話した。
「僕の後ろから走ってくる人はいないだろうと考えていた。だけど突然エンジン音が聞こえたんだ」
「後ろから走ってくる人のことよりも、イアンノーネの方に集中していた。エンジンの音が聞こえた時、可能な限り早く(レーシングラインから)外れようとした……だけど、(ビニャーレスの)ラップを邪魔してしまったようだ」
またマルケスは、今週末はイアンノーネが速さを示していたこともあり、彼が自身に次ぐタイムを残すのではないかと懸念していたことを明かした。
「ここでは通常、スリップストリームは必要ない。だけど僕の後ろを走るライダーが大幅ににラップタイムを改善するかもしれないとわかっていたし、(金曜日の)イアンノーネは速かった」
「だからイアンノーネのことを見ていて、マーベリックのことは予想していなかった。エンジンの音を聞いてラインを外れたけれど、彼のラップを妨げてしまった。これ以上言うことはない」
「彼ら(レース運営者)は、僕はレーシングライン上にいたけど、イアンノーネはライン上にはいなかったと話していた。僕は決してそんなことしていないけど、今回は僕がライン上にいた」
予選を3番手(マルケスのペナルティによりスタートは2番手から)で終えたイアンノーネは、このように走ったのは戦略であったと認めた。
「ピットを出て、マルクを見た。このトラックではマルクが本当に速いから、僕は彼に続こうとしていた」
「とにかく、全員がそうすると思う。彼は(自分の)後ろを走って、僕をオーバーテイクしようとしなかった。そういう状況だったんだ」
一方ビニャーレスは、今回のインシデントやペナルティについてコメントすることを拒否したが、マルケスのせいでアタックを中断しなければならなかったことをほのめかした。
「確かに最初のラップでは、セクター3とセクター4ではベストな走りができた。わからないけど、(この話については)話しにくい」
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