新型「12チリンドリ」はベルリネッタが5674万円から スパイダーが6241万円から
フェラーリ・ジャパンは2024年6月11日、フラッグシップとなるニューモデル、「12 Cilindri(ドーディチ・チリンドリ)」を日本初公開しました。
【画像】新たに登場した「フェラーリのフラッグシップモデル」を写真で見る(37枚)
同年5月にマイアミでワールドプレミアされたばかりのモデルが、早くも日本初上陸を果たしました。
イタリア語で「12気筒」を意味する「ドーディチ・チリンドリ」、いかにも単刀直入なネーミングですが、ドーディチ・チリンドリはその名のとおり自然吸気の6.5リッターV型12気筒エンジンをフロントミッドシップ搭載する、フェラーリの新しいフラッグシップです。
フェラーリの歴史は、V12エンジンの歴史でもあります。1947年の創業時、最初に世に出たフェラーリのエンジンはV12でした。日本では、1960年代に「275GTB」がV12エンジンを搭載したフェラーリとして、初めて正規輸入されました。
新型ドーディチ・チリンドリは、1950~60年代の伝説的なグランドツアラーをインスピレーションとし、エレガンスと汎用性、そしてパフォーマンスを共存させています。シンプルながら調和したラインの中に可動空力デバイスを融合させて、比類ないパフォーマンスを保証しています。
ボンネットはエンジンベイの眺めを堪能できるようフロントヒンジとし、またフェラーリ12気筒モデルの象徴となっている2組のツインテールパイプを備えています。
最新進化版のV12エンジンは、最高出力は830馬力を発生し、しかも最高回転数は9500rpmにまで引き上げられました。そのうえ、最大トルクの80%を2500rpmから発生します。
組み合わされるトランスミッションは8速DCTで、四輪独立操舵や、ブレーキbyワイヤ、SSC(サイド スリップ コントロール)8.0なども搭載してハイパフォーマンスな走りに対応しています。
インテリアでは、最新のフェラーリ車と同様のデュアルコクピットを採用し、長距離のドライブであっても、ドライバーにもパッセンジャーにも優れた快適性を提供します。ガラスルーフと一流の素材が広々とした空間と開放感をさらに高めています。ディスプレイは中央とドライバー用に加えて、3つめをパッセンジャーの前に備えています。
新型ドーディチ・チリンドリは、ドライビングのエンスージアストだけでなく、パフォーマンス、快適性、デザインの新スタンダードを求める人にも向けられたモデルです。フェラーリのV12だけが成し得る唯一無二の感動に忠実な永年のフェラーリスタだけでなく、快適性とイタリアンデザイン、胸躍るドライビングプレジャーの融合を夢見る、新たなユーザーにも向けられています。
つまりフェラーリ新型ドーディチ・チリンドリは、変わることのないフェラーリのDNAについて明確なビジョンを持つ「通」のために、まさにひと握りの人のために作られたモデルなのです。
なお、今回の発表ではベルリネッタ(クーペ)のみがお披露目されましたが、フェラーリ・ジャパンではスパイダーも同時に導入を開始します。車両価格は、ベルリネッタが5674万円から、スパイダーが6241万円からとされてます。
ユーザーの手元に届くのは、欧州仕様がベルリネッタは2024年第4四半期から、スパイダーは2025年第1四半期からとされていますので、日本仕様はそれよりも少し先になるでしょう。
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みんなのコメント
いや、買えないのだけれども。
フェラーリ650GTBデイトナと改名してくれ。