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往年の軽トラファン感涙! 「レトロ」な「最新ハイゼット」のアウトドア仕様がオシャレすぎた

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往年の軽トラファン感涙! 「レトロ」な「最新ハイゼット」のアウトドア仕様がオシャレすぎた

生誕60周年を迎えたアニバーサリーなコンセプトカーをオンラインにて展示中

 ダイハツは現在「バーチャルオートサロン」内にてブースを出展しデモカーを展示中。AMWではこれまで2回にわたり展示車両となるタフトベースの「クロスフィールドVer.」とコペンベースの「スパイダーVer.」を紹介してきたが、今回は「軽トラ」にフィーチャー。ダイハツブースではハイゼットトラックベースのデモカーをここ数年展示しているのだが、毎年センセーショナルな提案を見せてくれる事でもお馴染みだ。

不便だがそれがいい! コペンの「クラシックカー」スタイルがおしゃれすぎる

 そのハイゼットが1960年に登場、2020年11月をもって60周年を迎えた。それを祝う意味も込めて、今回「ジャンボ」ベースのデモカーを2台製作。今回はアウトドア仕様の「キャンパーVer.」を紹介する。

コンセプトカーで終わらせるのが勿体ない! 本気過ぎる「荷台テント」や「フロントマスク」の中身

 愛くるしいフロントマスクにレトロちっくなツートンカラー。荷台はテントが組まれ、その上にはキャリアもセット。さらに足元を約50ミリリフトアップ、悪路走破性まで考慮されている。それがハイゼットトラックジャンボ「キャンパーVer.」だ。

 そのショーネームの通り、コンセプトは「アウトドアライフとの融合」とはデモカーの担当デザイナー談。

「後ろのテント部分はコンパクトに収納ができる組み立て式です。フレーム部分も簡単に組み立てられて、そこに幌を巻くとテントになる。気軽に脱着ができるからこそ、平日は仕事の相棒として、また週末は自然の中でキャンプを楽しむための相棒になる。“ワーケーション”じゃないですけど、軽トラを使いながら一歩外へ踏み出して自然を楽しもう、という想いを込めているんです」。

 デモカーといいながら、その「本気度」が凄い。まずフレームは自社で製作、テント部分は初代ミゼットから付き合いのある、運送業車用の幌を作っている職人によるオーダーメイド。「幌製作の知識を応用してテントを作れないか、と相談したら、職人さんもノリノリになって一緒に作ってくれました(笑)」。

 タープになるサイド部分に窓と網戸(メッシュ)を設けているのも、あくまでも幌ではなくテントというこだわりから。撮影当日は巻き上げられていたため確認できなかったが、後部の幕を下ろしてもキャビンのリア窓から後方が視認できるよう、透明の小窓が追加されている。この辺りはさすが、自動車メーカーらしい配慮。

 あえてテントの上にオリジナルラックまで付けたのは「テントとして荷台を使うと荷物を置く場所がなくなるから。もちろん外に置いてもいいのでしょうが、上の方が防犯になるかな、と」。ちなみにキャビン側のラックはメーカーオプション品だ。

 先述の通りハイゼット誕生60周年ということもあり、エクステリアデザインは当時モデルのオマージュで決定。ただし初代はボンネットタイプだったこともあり、2代目をベースにしてレトロな中にも近未来的らしさを融合させている。 その最たる部分がフロントマスク。丸目ライトの間にグリル形状の意匠が組み込まれているが、それらが全て発光する。LED独特のハッキリとした光だが、そこはかとなくかわいらしく見えてくるから不思議だ。

 ツートンのボディカラーもどこか懐かしい。ただ2代目ハイゼットにこの配色はなく、あくまでも「レトロ」意識。実はオートサロンに出展する同社のデモカーは、毎年オリジナルカラーを調色してオール(もしくはハーフ)ペンしていたが、コロナ禍の影響で今回それが難しくなったため、ボトム部分のグリーンはタント用の「アイスグリーン」を、トップはミラトコット用の「サンドベージュメタリック」を使い、クラシカルな雰囲気にまとめた。

 足まわりは社外スプリングとリーフに交換、さらにインチアップして、トータルで約5センチリフトアップ。そのタイヤは普段乗りの静粛性も考えられたTOYO TIRESの「オープンカントリーR/T」を指名。合わせたホイールは「ワーク」製の「レッドスレッド」。従来メッキだが、ボディ色に合わせてベージュで塗っている。今回15インチ履きだが、リフトアップしないと履けないそうだ。

「レトロ」オマージュと「近未来」の融合はインテリアにも息づく!

 室内に目を向けていくと、パッと目に飛び込んでくるのが赤いシートだ。

「実は3代目ハイゼットシートが赤、というよりもワインレッド。そのオマージュでカバーを装着しています」。 その3代目ハイゼット、ステアリングやシフトノブは白かったそうだ。そこでその「白」を現代のパーツを使い表現。また樹脂部分を除くダッシュボードやドアなどは外装に合わせるため「アイスグリーン」でペイントしている。 フロントマスクのLED同様、レトロな中にも先端技術を盛り込んだアイデアがオーディオに。パーツメーカー「サイバーストーク」製の「ジョイン」は、同社の人気オープン2シーター「コペン」のオプションとして設定されている。その第2弾として現在開発中の、いわゆるコンセプトモデルがこのハイゼットに積まれていた。

「ジョイン ワークステーション コンセプト」と呼ばれるこの機器は、音源をBluetoothで飛ばす事で音楽が楽しめる仕様。本体にも小型スピーカーが付いていて「車内ならドアスピーカーも含めて4スピーカーシステムになります」。

 このデッキの凄いところが脱着式という点。両サイドにある取っ手を引くと本体が外れ、そのままモバイルバッテリーとしても使える、というアイデア商品になっている。「キャンプ場に着いたらダッシュボードから外して荷台やテーブルに置き、音楽を楽みながら充電もできるモバイルバッテリーとして使えます。さらに万が一車両のバッテリーが上がった際、スターターとして利用もできるんです。夏期における高温時の実証などがあるようで、現時点ではあくまでもコンセプトモデルでしたが、まさに現代風の楽しみ方ができるデッキだと思い、“キャンパーVer.”に使わせて貰いました」。

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みんなのコメント

3件
  • ただでさえ安全装置付きすぎで高くなったからな。景気が良けりゃいいけど時代がカスタムを一般庶民の手から遠ざけてる。安全装置、コロナ、いらん。
  • 感涙するほどじゃない。その分、価格上昇するより、ノーマルのままがい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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