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スーパーモト☆初観戦は距離感とレース展開に驚きました!(梅本まどか)

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スーパーモト☆初観戦は距離感とレース展開に驚きました!(梅本まどか)

11月17日に茂原ツインサーキットで行われた2019年全日本スーパーモト選手権 第8戦でスーパーモト初観戦してきました!

この日まで私はスーパーモトは見た事がなく、「サーキットのようなロードレースとオフロードの両方を走るから難しそう...」というイメージを持っていたくらいで馴染みもなかったので、どんな雰囲気でレースをしているのか凄く楽しみにしながら茂原ツインサーキットに向かいました。

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そんな私が今回スーパーモトを初観戦して一番感じたことは、《こんなにフランクな雰囲気の全日本選手権は他ではないのでは?!と思う程、選手の方とお話しまで出来る距離感、アットホームな空気。
レースも近距離で観戦でき、観やすく、そして感動!!》でした。

正直、会場に着いた時は看板もなく、ホントにここでやっているのかな?と思ったり、チケット売り場や公式プログラムもなかったので心配性の私には初めてきてわからない事だらけだけどちゃんと観戦できるのかな?とちょっぴり不安だったのですが、、、

1日観戦してみると、ホントに楽しくて「もう終わっちゃった...」という感覚に!!

あと、改めて思い出してみるとイメージとは全然違い、モトクロスみたな大ジャンプの迫力、砂埃というものはなかったけど、ロードとグラベルと両方を走って1周走る難しさとレース展開にはスーパーモトにしかない面白さを凄く感じました。

レースそれぞれのドラマティックな戦い。
この日は5つのクラスのレースがあり、初観戦の私にはどういう組み分けかはなんとなくしかわからなかったのですが、トップカテゴリーのレースS1 PROだけ決勝レースが2回あり、その2回のレースでの全く違ったレース展開、そして最終戦に込められたそれぞれの選手の想いが伝わってきてもう感動でした。

今回観戦にあたって下調べをすると、世界各国で活躍されているイギリス出身のルイス・コーニッシュ選手が初めて日本に来て、S1 PROに参戦する!というプレスリリースを発見。

スーパーモトで大活躍されている選手が初めて日本で走る所を観られるなんて凄いタイミング♪と、思いながら注目して観る為にゼッケン#38を覚え、そして鈴鹿8耐にも参戦していた日浦大治郎選手がゼッケン#5。

近年、ずっと優勝されていて期待の高まる会場の雰囲気もあったゼッケン#1の森田一輝選手。

そんな感じで少しずつ選手を覚えながら公式練習や予選を観て、いよいよ決勝第1ヒート(1回目のレース)。

レースが始まる前に選手紹介があるのですが、ここは一番会場が盛り上がっている雰囲気がありました。

選手の名前が呼ばれるとお客さんから歓声が上がるのですが、近くで見てみると仲のいい選手同士なのかお互いに盛り上げていたりも!

レースではぶつかり合うけど、選手やチームの温かい、レースを盛り上げている雰囲気を見ていたらとても楽しそうで私も思わず声を出したくなりました♪

そんな仲が良さそうな選手同士もレースが始まればライバル!!

スタートすると、1コーナーを過ぎ、2コーナーでダートに変わります。

ここが、今回のポイント☆

スタートした1周目はここでどのラインをとるか、上手く進めるかでだいぶ順位が変わってしまう事に衝撃を受けました。

自分が失敗しなくても、前の車輌が詰まってしまえば自分も止まってしまう。

それを交わすのもレースのポイントなのかもしれませんが、幅も凄く広いわけでもなく、この台数。

凄く見応えがあり、一番ドキドキワクワクしちゃいます!

「なんてこったぁー」って心の中はあわあわ((;゚д゚))

ちなみにダート箇所は今回2つ。

第1ヒートはいろんなバトルもあり、#5日浦大治郎選手が1位を走っていて独走かなと思っていたら、急に順位が落ち、何かあったのかと思ったらスタートでフライングしてペナルティーを受けていた為、2位を走っていた#21 阿部 恵斗選手が優勝。

走っている時はわからなかったのですが、表彰式で初めてお顔を見てみると、、、

若い!!!!

こんな若い選手がこのダートもロードもあるコースで優勝するなんて、凄い!!!!と驚きが隠せませんでした。

表彰式もとても近くで見ることができる為、それぞれの選手の表情もわかりやすいし、他のレースに比べてコメントの時間も長いので、選手のコメントなどを参考に観戦したい私からするととても嬉しい出来事でした(^^)

トークショーのようなイベントも、パンフレットもないですが、この距離感、見やすさであればなくても覚えられちゃいます☆

そんな訳で、第2ヒート(2レース目)はこの#21 阿部選手にも注目をしていたのですが、やっぱりあの場所。

ここで、まさかのスタック。

全然動けない様子に観ているこちらも胸が締め付けられてしまいます。

実はレース前に凄くお祈りをしていたり、このレースにかけている想いが出ていたのです。

あの嬉しそうな顔からこの祈るような姿。

そこからのスタック。

思わず「頑張れ!」と叫びたくなるような感覚でした。

再び走り出した時にはもう他の選手はだいぶ先に、、、。

レースの難しさ、ドラマ性を凄く感じました。

でも、ここから凄い追い上げをして、集団に追いつき、1台ずつ確実に抜いていく、あんなに若い選手のこの頑張りに思わず、目で追ってしまい、、、

あれ?先頭どこだ?となるほど。

こんなに1人の選手に感情移入して観れたのも、観やすくて、ダートとロードを走るからこそ生まれるドラマ性があるからなのか。

ホントの所はわからないですが、私はこの日この阿部選手の走りを観てとても勇気と感動をもらいました。

スーパーモトって?!
レースを観ていて、ふと思ったのが「ロードとダートを走るけどどちらに比重をおいているんだろう?あれ、どんなバイクで走ってる?」と思い近くで見てみることにしました。

パッと見はモトクロスみたいだけど、タイヤが小さい⁈という印象。

いろいろパドックを見ていると、、、

タイヤ交換をしているチームがいました。

タイヤをよくみると、奥でチームの人が触っているタイヤと、マシンについているタイヤが違う!!

今回初参戦、海外で大活躍のルイス・コーニッシュ選手のマシンも整備されていたので、このHusqvarnaチームにいろいろお話しを聞いてみる事にしました。

このメカニックさんの前に置いてあるタイヤも先程のタイヤとは違い、これは溝の無いタイヤ。

タイヤは何種類あるのか尋ねてみると実際に見せて下さいました!

ダートを走るのにブロックみたいにゴツゴツしてないんだ!と驚きましたが、この縦と横溝についての役割を聞くと、、、

"横溝があるタイヤはダートを攻略し、縦溝は人によるけどマシンをねかせる時に使う"と。

んー、難しそう。でも人によって使い方が全然違い、その攻略方法も違うのはわかりました。

こんなタイヤで走っているとは予想外でした!!

お昼休憩の時間。
レースがないお昼休憩の時間は選手はパドックにいるのですが、この時間にフラッグやステッカーを配布しているとアナウンスがあったのでもらいに行ったら選手やチームの方とお話しもできました♪

IDEMITSU Honda PG Racingチームのみなさんがとても気さくで、この距離感は他のレースではないので凄く驚きました。

せっかくなのでルイス・コーニッシュ選手の所にも行ったら、一緒にお写真を撮って下さいましたよ☆

チームや選手の家族も来ていたせいか、子供さんが多かったのも印象的でした。

小さい子もみんな将来はライダーかな?

実は、子供さんだけでなく、ワンちゃんが多かったのも驚きでした。

パドックの温かくて賑やかな雰囲気と反対に、コース上では熱いバトルが繰り広げられている。

レース中はチームの方々もボードを出しながら手を回したり、叫んだり、とても熱かったです!

アルバムで会場の雰囲気をお届けします。
[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]

客席がある場所もありますが、ない場所もあります。

観戦に行かれる方は歩きやすい靴の方がいいかもしれません。

歩き慣れている方は大丈夫ですが、慣れていない私は子供達に抜かれ、置いていかれました。笑

どこにいるかわかるかな?

坂や階段を登った先はここに辿り着きます。

ここからは全体が見やすかったです。

[ アルバム : レースの雰囲気。 はオリジナルサイトでご覧ください ]

[ アルバム : サーキット入口やご飯、パドックについて はオリジナルサイトでご覧ください ]

会場の雰囲気は伝わりましたか?

ライダーさんの真剣な様子、スタート待機時に話す様子から会場みんなのスーパーモト愛。
盛り上げたり、楽しんでいる雰囲気が凄く伝わってきて、ホントに楽しかったです♪

最後には、この日全体を通しての表彰式もありました!

その後に、特別参戦のルイス・コーニッシュ選手へインタビューが少しあったのですが、ここで大活躍だったのが、ミッキー選手(Ben-Bassat Micky)。

ミッキー選手は日本語がとてもお上手で通訳までしながら会場を盛り上げている様子に私は一気にファンになってしまいました♪

選手それぞれの個性も強く、こんなに賑やかな表彰式はなかなかないっていうくらい仲が良いのがわかる盛り上がり!!

「こんな全日本レースがあるんだ。観に行ってよかったなぁ。」とそう思う1日でした。

また観に行きたいなぁ( › ·̮ ‹ )✩︎⡱

[ アルバム : せっかくなのでライダーのみなさんのかっこいい走りをどうぞ。 はオリジナルサイトでご覧ください ]

写真/南 孝幸、梅本まどか

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