ノーマルエンジンを活かすボディ補強とサスチューン
元フォーミュラレーサーの愛機!
「グリップもドリフトもこなす真紅のトヨタ86」NAに拘る元フォーミュラレーサーの相棒!
バリスのワイドボディキットで武装したこの美しい86は、グリップとドリフトの両ステージを楽しむためにオーナーの田仲さんが作り上げた1台。
田仲さんはかつてフォーミュラで成績を残してきたという元レーサー。2011年のスーパーFJでシリーズチャンピオンに輝き、F4にステップアップ。スポンサーの都合で引退を余儀なくされてしまったが、その後は86でサーキット走行を楽しむ日々を過ごしている。ドラテクは一線級で、一時は鈴鹿ツインサーキットの86コースレコードを保持していたほど。ドリフトもお手のもんだ。
そんな男の愛車は、NAチューンのお手本のような仕様だ。FA20本体には一切手を入れず、ヒート傾向にある油温を抑えるためにサード製のオイルクーラーを導入した程度。パワーは上げずに腕で勝負するのがポリシーで、サーキットアタックでタイムを出した後に「ホントにNA!?」と確認されるのがちょっと快感らしい。
ブレーキマスターシリンダーストッパーでペダルタッチを向上。エンジンにペタペタ貼ってあるのはセブ的な補強パーツ。付ける前はオカルトだと信じてなかった田仲さんだが、実際にやってみたらボディの剛性がアップしたという…。信じるか信じないかはあなた次第だ。
排気系はイーカスタムのEXマニに純正マフラーという不思議な組み合わせ。マフラーは社外も試したそうだが、NAノーマルでは抜けが良すぎてパワー感が落ちたという理由で戻した経緯がある。LSDはOS技研の1.5ウェイ、ファイナルは4.8にローギヤ化して加速を補っている。
ナックルやタイロッドは純正のまま。にも関わらず、フルカウンターで驚くほどのドリフト進入ができるのはフォーミュラをやってたおかげだとか。車高調はHKSハイパーマックス。バネレートはフロント16kg/mm、リヤ13kg/mmのハード設定で、ロールを防いだグリップ重視のセットとなる。
フロントのロワアームはワンオフで40ミリ延長し、キャスターを寝かせる方向へ。ワイド化したボディに合わせてタイヤを当てないためだ。
リヤのロワアームはオートクラフトでキャンバーセッティングに使う。メンバーブレースでボディ補強もかなり行なっている。泣きどころはドライブシャフトで、純正を使ってるがこれまで3本以上は折ったそうな。
ホイールは、ボルクレーシングTE37RT(10J+44)でタイヤにはフェデラル595RS-R(255/45-18)をセット。前後のキャリパーはインプレッサGDB用のブレンボへ変更して容量アップ。リヤはグローバルのキット、フロントはほぼポン付け可能だという。
一方、室内はハンドルをMOMOドリフティングにしてるくらいの変化だが、GTリミテッドの赤い内装のおかげでとてもレーシー。助手席ダッシュには油温、油圧、水温とデフィの3連メーターをDIYで埋め込み。工務店を営んでいるため、その延長でこういった作業は得意なのだ。
シートは驚きの純正! 本気走行の時はスパルコの4点式シートハーネスを締め上げて対応する。ちなみに、ヘッドレストを前後逆にすることでヘルメット分の逃げ&ベルトホール代わりにする裏ワザをよく使っている。
「外装はカッコ優先で選びました。NAでどこまでイケるかがテーマみたいなものですね。クルマは腕で勝負です!」と田仲さん。サーキット走行を好む86&BRZオーナーにとっては、参考になるポイントが多いチューンドだろう。
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