ヨツバモトをご存じだろうか。ダートフリークが手がける、次世代を創るための一大プロジェクトだ。これまで、12インチ・16インチの2種類が出ていたのだけれど、このEICMAでワールドプレミアリリースされたのは、新プラットフォーム。今までのものが、PW50に乗る前だとすれば、これはCRF50Fと同様のクラスと想定しているとのこと。
時速40kmまで出る、二台目のヨツバモト。モトクロスにもトライアルにも
すでに、東京モーターサイクルショーでも、このWOOFプロトタイプが展示されていたが、EICMAはより市販タイプに近いプロトタイプ2になる。先代よりガッシリしたフレームワークに、専用設計されたカートリッジ式バッテリー(12・16インチのミャウはフレームインされていて、ユーザーではさわれなかった。充電が切れたら、再充電する必要があった)。
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おもしろいのは、この機構だ。ステップとスイングアームのピボット位置を可変させられることで、モトクロス的なスタイルと、トライアル的なスタイルのコンバーチブルになっている。開発者の伊藤さんによれば、このヨツバモトまではモトクロスやトライアルの分け隔て無く遊んでほしいという想いがあるのと、開発をおこなっているダートフリーク付近(愛知)には、モトクロスとトライアル場が数多くあって、伊藤さん自身も週末毎にモトクロス、トライアルと分けながら愉しんでいるとのこと。
シートも、コンバーチブルになっている。
動力は、ほぼミャウの倍。750Wモーターに、48Vバッテリーの組み合わせは、中国だったら公道で走っている電動スクーターと同等だ。オトナが乗っても、40kmまで出るだけのパワフルさだというが、「出力を調整できるので、ミャウからの乗り換えもスムーズ」と言う。
前後サスペンションが、より本格的なダートバイクライドを可能にする。
元々、ストライダーで育った子供達が、育つと二輪から離れていってしまうことを嘆いて立ち上げたプロジェクト。現在、JNCCでもヨツバモトのレースが段々育っていて、子供達が毎戦楽しみにJNCCにやってくる。少しずつマーケットが醸成されていくのを見ると、なりふりかまわずエールを送りたくなるというものだ。なお、このWOOFは「ほぼ」市販予定。2020年東京モーターサイクルショーには、完璧な市販版が展示されるはず。
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