トヨタ自動車(以下、トヨタ)は10月17日、10月24日に開幕する第46回東京モーターショーに展示する2台の超小型EV(電気自動車)の概要を発表した。
2台のうちの1台は、ふたり乗りの近距離移動用モデル。2020年冬ごろの市販化を目指し、開発されている。
トヨタの超小型EVがチョロQみたいだ! 新型ふたり乗りEV登場
2020年冬ごろの市販化を目指し開発されている、近距離移動用のふたり乗りEV。もう1台はショー向けに開発されたビジネス向けのコンセプト・モデル(名称未定)。もとになっているのは、前述のふたり乗り近距離移動用モデルである。
「コンビニエンス・ストア・チェーンのエリア・マネージャーなどが仕事で使うことを考え、開発しました」と、開発責任者の谷中壯弘氏(トヨタ自動車のトヨタZEVファクトリー ZEV B&D Labグループ長)は話す。
ドアは左右ともに電動スライド・タイプ。開口部は広く、乗り降りしやすい。四隅にタイヤを置いた箱型のボディは、全長×全幅×全高:2490mm×1290mm×1550mm。ドアは一般的なヒンジ・タイプではなくスライド方式を採用(電動開閉式)。大型のドア・ウインドウは、透過率を2種類から選べる。
ユニークな形状が目を引くタイヤは、特殊形状の樹脂スポークによって、空気を使わず荷重を支えるブリヂストン社の「エアフリーコンセプト」と呼ぶもの。空気を使わないため、パンクの心配がないうえ、空気圧の管理も不要になる。
小型カメラを使った「デジタルアウターミラー」を採用。タイヤは、特殊形状の樹脂スポークによって、空気を使わず荷重を支えるブリヂストン社の「エアフリーコンセプト」。仕事部屋が移動する!フロアの木目調パネルが目を引くインテリアは、ふたり乗りの近距離移動用モデルとおなじサイズとは思えないほど広々している。
ダッシュボードにメーターパネルはなく、速度やデジタルアウターミラー(小型カメラを使ったサイドミラー)の映像はヘッド・アップ・ディスプレイに表示する。フロント・ウインドウには、プロジェクタースクリーンとしても機能するサンシェードが備わる。
明るい木目調パネルが目を引くインテリア。写真は、コクピット部分を格納した状態。ペダル類はオルガン式。航空機の操縦桿を思わせるステアリング。コクピット部分は電動で格納出来る。速度やデジタルアウターミラーの映像は、ヘッド・アップ・ディスプレイに表示される。ドライバーズ・シート前のダッシュボードには、インフォテインメント・システム用の液晶ディスプレイや小型のシフト・セレクターが備わる。
ステアリングは航空機の操縦桿をおもわせる形状だ。
インフォテインメント・システム用の液晶ディスプレイは、ステアリング中央にある。シートベルト内蔵のドライバーズ・シートは電動調整式。調整スウィッチは、電動スライド・ドアの開閉スウィッチとともに座面に備わる。ドライバーズ・シート横にあるシートは、後述する「リラックス・モード」使用時や荷物置きとして使用可能。
「ドライバーズ・シートは、旅客機のビジネスクラス・シートをイメージしました」と、谷中氏は述べる。
手前のシートは荷物置き場兼休憩用。人を乗せての走行は出来ない。ドライバーズ・シート座面にある電動調整スウィッチおよびドア開閉スウィゥチ。インテリアで興味深いのは「ビジネス・モード」だ。
スウィッチでビジネス・モードを選ぶと、電動でダッシュボードが格納されるとともに、ダッシュボードが前方に移動。さらに、タブレット端末付きの専用デスクが出てくる。
「ビジネス・モード」を選ぶと、自動(電動)で専用デスクが出てくる。専用デスクはタブレット付き。「ビジネス・モード」を選ぶと、ダッシュボードは格納される。搭載するバッテリーの容量や、モーターの詳細スペックは不明。メディア向け資料には最高速度(60km/h)と1充電での走行可能距離(約100km)、充電時間(約5時間・200V)が記されている。これら数値はふたり乗りの近距離移動用モデルとおなじだ。
ビジネス向け超小型EVの市販化は未定。
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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