車内での熱中症は気づきにくいため注意が必要!
毎年酷暑が続くだけに、気をつけたいのが熱中症だ。自分は大丈夫と思っていたけど、炎天下にいたら立ちくらみがしたり、気持ち悪くなったという人がけっこういる。それほど身近な存在になっていると言ってよく、誰にでも起こる可能性がある。
真面目にクルマを運転しているだけなのに! 違反じゃないのに大惨事を招く可能性のあるポイント6選
クルマに乗っていると、熱中症は起こりやすくなるとされている。炎天下でもないし、エアコンを入れているのに、と思うかもしれないが、クルマというのは密閉空間というのが理由としては大きい。
熱中症というのは体に熱が溜まり過ぎて起こるもので、以前は熱射病(日射病)と呼んでいたのを止めたのは日光にさらされなくも発症するから。だから車内でも起こる可能性は大いにある。
クルマでまず注意したいのが、シートに座り続けているということ。誰でも体験したことがあると思うが、エアコンをかけて涼しくしても、シートと背中の間は汗がビッショリということがある。この時背中には蒸れが発生しているわけで、体内の水分はどんどん出ていくということになる。
冬であっても窓から日が射すと熱中症の原因に
そしてガラス張りという点も注目だ。温室状態といってもよく、夏はもちろん、冬でも西日が入り込むとジリジリとした熱さが感じられるが、これによって体に熱が溜まり、ダラダラと汗をかかなくても、水分は少しずつ出ていってしまう。
子供やお年寄りが熱中症にかかりやすいのは、体の温度調節をしにくいからなのだが、車内というのは環境的に成人でも十分になる可能性があるということはわかるだろう。
もしかかったら、水分を補給する。その際は、一気に飲むのではなく少しずつ飲む、いわゆる点滴飲みがベスト。またミネラルが多い麦茶やスポーツドリンク、水に少し塩を混ぜたものでもいい。
そして首筋を冷やすのも、脳を冷やすという点で有効だ。脳は高温になると機能が低下して、体温調節ができなくなり、これも熱中症の原因なので、首筋を冷やすことで脳の温度を下げてやる。その際、氷水だと血管が収縮してしまうので、ぬるい水を使うのがいいとされている。
とにかく知っておきたいのは、車内というのは熱中症を起こしやすい環境であるということ。それを踏まえたうえで、水分補給やエアコンの調整、日射の遮断などを行なってほしい。
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