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業界ニュース 2019.8.18

これだけクルマの技術が進歩してもディーゼルエンジンの「ガラガラ音」が消えないワケ

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 ガソリンとは燃料への点火方法が違うために音の発生は免れない

 最近では乗用車にも多く採用されつつあるディーゼルエンジン。コストの安い軽油が燃料であることや、ガソリンエンジンに比べて低回転域から豊かなトルクを発生させることで人気を集めているのはご存じのとおり。

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 しかし、そんなディーゼルエンジンの弱点とも言えるのが、アイドリング時などに耳に入ってくる「ガラガラ」という特有の低吸音だ。もちろん昔のディーゼル乗用車や大型のトラックのように大きな音ではないが、日常的に使う乗用車だと少し気になるという人もいることだろう。排出ガスもクリーンにできたディーゼルエンジンなのに、どうしてあの音は消せないのか疑問に思う人も多いのではないだろうか?

 そもそもディーゼルエンジンはガソリンエンジンとはエンジンの動く仕組みが異なる。ガソリンエンジンではガソリンと空気が混ざった混合気に向かって点火プラグが火花を出し、燃焼(爆発)させることでシリンダーを動かしているが、ディーゼルエンジンの場合はそもそもプラグが存在せず、圧縮して高温となった燃焼室に軽油を噴射することで自己発火させているのだ。

 そのため、そのときの自己発火の振動が大きくなることで、ガソリンエンジンよりもガラガラと大きな音がしてしまうというワケなのである。

 各メーカー対策を施し乗員に届く音は小さくなっている

 とはいえ、もちろんメーカーもそのままなにも対策していないわけではなく、たとえばラインアップの多くにディーゼルエンジン搭載車を持つマツダは「ナチュラルサウンドスムーザー」という技術を開発している。

 これは、エンジン内部のピストンとコンロッドをつなぐピストンピンの中にピストンピンダンパーというものを組み込むことによって、音の原因になっているピストンやコンロッドの振動を抑えて音を低減するという仕組みで、従来のガラガラという硬い音から、コロコロという柔らかい音に変化させることで、より静かに感じさせるものとなっている。

 また多くのディーゼル乗用車で行われている対策としては、エンジンの音が室内に侵入しないように、防音材や吸音材を適切に配置するというものも一般的だ。前述のように、ディーゼルエンジンの構造上、ガラガラ音を完全に消し去ることは難しいため、それならば乗員の耳に届きにくくしてしまうというわけだ。

 もちろん、音だけでなく、ディーゼルエンジンの振動も車内に伝わりにくくするようにマウント類にも改良が加えられていることは言うまでもない。

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(WEB CARTOP 小鮒康一)

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