2016年から導入がスタートした、可搬式自動速度取締装置、いわゆる可搬式移動オービス。昨年暮れまでに24の都道府県警に配備され、都道府県の過半数を超えたことはすでにお伝えしたが、今年に入って、三重県等でも運用をスタートさせたことがメディアを通じて発表され、また読者からの未確認情報も数々入手。さらに、千葉県等の未導入県も、導入に向けた物品調達の入札を公募したことも判明している。これで、導入済み、あるいは導入が予想される都道府県は合計30+α。全国制覇もまさに、時間の問題となった!
ついに千葉県にも! 京都には不気味な未確認導入情報あり?
今年、移動オービスの導入、あるいは運用開始を、各報道機関を通じて発表した都道府県警は、北海道、三重県、佐賀県、和歌山県の1道3県。これで、現時点では少なくとも27の都道府県が、実際に移動オービスによるスピード取締を行っているということになる。
さらに、未導入県の内、千葉県、群馬県、愛媛県、長崎県が、この春、導入へ向け入札の公募をしていることが判明。さらに、SNS等で、京都府警も昨年からレーザー式移動オービス(LSM-300)を稼働させているという情報が、まことしやかに飛び交っている(横断歩道橋の上から狙っているというツイートも!)。事の真偽はともかく、どちらにせよ早ければこの秋にも導入都道県が30を突破しそうな勢いであることは間違いない。
もちろん、各都道府県ごとの導入予定台数(1~数台)を見れば、日本全国のあちこちで毎日のように移動オービスによるスピード取締が行われると言うことではなく、あくまでも従来のレーダーや光電管などと併用していくということになりそう。
いずれにしても、特にレーザー式は、その測定方法の詳細が不明なだけではなく、測定精度も公に証明されていない以上、制限速度を守っていてもあらぬ疑いをかけられるかもしれない。とりあえず、最近2機種がデビューした、レーザー&レーダー探知機の装備がおすすめだ。
※写真の赤地が現時点での導入都道府県
★可搬式移動オービス導入都道府県(2019年6月現在/導入予定も含む)
■北海道・東北
北海道/青森県/秋田県/岩手県/宮城県
■関東甲信越
栃木県/群馬県(入札公募済み)/埼玉県/千葉県(入札公募済み)/東京都/神奈川県/山梨県
■中部・北陸
長野県/富山県
■東海・近畿
静岡/滋賀県/愛知/岐阜/三重県/和歌山県(2019年3月~)/奈良県/京都府(目撃情報あり)/兵庫県
■中国・四国
岡山県/島根県/香川県/愛媛県(入札公募済み)
■九州・沖縄
福岡県/長崎県(入札公募済み)/佐賀県(2019年4月~)/大分県/宮崎県
※( )内は当情報局が入手した新規情報
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