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業界ニュース 2019.5.16

「大」と「美」を兼ねた「小」──衝撃作レンジローバー・イヴォークの2代目登場

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アテネ近郊の悪路だろうと難なくこなしてしまう

あえてサイズを据え置いた
ランドローバーが手がけるレンジローバー・イヴォークは稀なSUVである。世界一といいたくなるぐらいのスタイリッシュさでデザイン面で突出しており、全長約4.4メートルというぐあいに、マツダのラインナップでいえばCX-3とCX-5の中間ぐらいというほどよいコンパクトさが得がたく、そうして卓越したオフロード性能を有している─、というたぐいまれな資質のコンビネーシアテネの試乗会の拠点となった高級リゾートホテル「アマンゾイ」で出会ったランドローバーのデザイン統括、ジェリー・マクガバン氏の言葉である。

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新型イヴォークを見てすぐ思いつくのは、レンジローバー・ヴェラールとのスタイルの近似性だ。いっぽう、天地の狭いグリルとヘッドランプを上方に配するフロントマスクは、初代イヴォークそのものである。

SUVがこれだけ増えているなかで、よくここまで独自のキャラクターを確立しているなあ、というのが新型を見ての、あらためての感慨だった。小さく見えるキャビンのクーペライクなボディは主張があって、オーナーになる人はそこにこのクルマの大いなる個性を見出すにちがいない。

周囲360度に加え車体下にも眼をもつ

新型の全長である4371mmは先代比で16mmのアップだが、わずか16mmでしかない。いっぽう、新開発のエンジン横置きプラットフォームが採用されたので、エンジン・ルームをコンパクトにすることができ、ホイールベースは21mm延びた。実感としても後席は広々感があって居住性は格段に上がっている。

日本には、(1)200馬力の「P200」(2)249馬力の「P250」(3)300馬力のマイルドハイブリッド・モデルの「P300」という3種のガソリン・エンジンモデルに加え(4)180馬力のディーゼル・エンジンモデルの「D180」が導入されることが決定している。このうちマイルドハイブリッドは、エンジントルクが不足しがちな1000rpm以下において、モーターの駆動力を使うシステムだ。アテネ近郊の高速道路や山岳路でドライブしたかぎりでは瞬発力は充分だ。1500rpmからはエンジンのトルクがマックスの430Nmに達するので、スタート直後から高速領域まで気持ちよい加速を味わえる。

ランドローバーは、かなり長い距離のオフロード区間を試乗ルートに組み込んでいた。新型イヴォークは荒れた路面をものともせずに走破するうえ、急峻な坂では上りのアクセルワーク、下りのブレーキングともに電子制御により自動で行うなど、万能選手ぶりを発揮したのである。はっきりいって、イヴォークがここまでオフロードを得意とするとは想像していなかった。

コンパクトな車体だけれど、仕上げをケチっていないことはいうまでもない。安物ではないのだ。室内のデザイン性の高さと品質感は抜群だ。シート地も、デンマークのクヴァドラ社のウール素材、あるいは独特の触感が好感を呼ぶユーカリとポリウレタンの合繊素材という2種類がオプションで用意されており、選ぶのが嬉しい悩みとなりそうだ。

日本では461万円からという新型イヴォークは、小さいけれど存在感は大きい。

Land Rover Range Rover Evoque
日本でのラインナップは、「Evoque」、ディテールのアクセントなど見た目も華やかな「R-DYNAMIC」、それに期間限定の「FIRST EDITION」という3つの仕様からなる。各仕様に数種類のエンジンが組み合わされる。MHEVは「R-DYNAMIC」にのみ設定。プラグインハイブリッドも予定されている。

SPEC 全長×全幅×全高:4371×1996×1649mm ホイールベース:2681mm 車両重量:1860kg(EU)~ 乗車定員:5名 ¥4,610,000~

 

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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